きちんと履行テストを遂行させて、裁判所に個人再生を認めてもらった

女性
60代女性 保険外交員
借入理由: 子供の教育費と転職による減収
手続き : 小規模個人再生(住宅特例有)
ご相談前ご依頼後
借⾦総額 約760万円 約150万円
毎月の返済額 約9万円 約2万5000円
[事例 36]

背景

Aさんは夫と離婚してから、一人でお子様を育てていました。正社員として働いていたAさんは、住宅を購入し、住宅ローンの支払も滞りなくできていました。しかし、お子様の進学の度に資金が不足し、Aさんはその都度教育ローンの借入を重ねていました。また、Aさんは転職に失敗し、収入が大幅に減少してしまいました。
その結果、約760万円の借金返済の目途が立たなくなってしまい、Aさんは「この状況を何とかしたい」とご相談に訪れました。

弁護士対応 - 家計収入を増やすことで個人再生手続ができるように調整

Aさんはお子様と同居され、「住宅は何とか残したい」とご希望されていました。
また、住宅ローンの支払額が非常に低く、周辺の賃貸住宅の家賃と比べても住宅ローンの返済額が若干安いぐらいでした。そのため、住宅の保持を前提に個人再生手続の検討に入りました。
個人再生手続は破産手続と異なり、財産を残せる代わりに決められた金額を返済する手続になります。しかし、Aさんの収入だけでは、個人再生手続による返済を継続していけるのか疑問が残りました。そこで、私は正直にAさんに対し、個人再生手続が失敗する可能性があることを伝えました。
Aさんも、「自分の収入だけでは返済は難しいと感じていたが、同居している子供がアルバイトを始め、生活費の援助をしてくれると言っている。だから、何とか手続をお願いしたい」とAさんにお願いされ、個人再生手続を進めていくことにしました。

結果 - 無事に履行テストを完了、個人再生手続が無事に認可された

Aさんの資力では今回の手続が認められる可能性が低いと判断し、「ご家族の協力があること」や、「住宅の必要性」を裁判所へアピールしました。また、最長の5年間の分割弁済を主張し、月々の返済を少しでも抑えられるよう裁判所へ要請しました。
また、返済予定額を指定口座に毎月積立てることで、今後きちんと返済継続していけるかを確認する「履行テスト」が裁判所から指示されました。Aさんはお子様の協力も得ながらしっかりと履行テストを完遂させ、裁判所から返済の見込みがあると判断され、手続は無事認可されました。

弁護士からのコメント

Aさんは760万円あった借金を約150万円にまで減額させることに成功しました。また返済期間も5年としたことで、月の返済額を約2万5000円に抑えることができました。
個人再生手続は破産と異なり、返済能力が無いと判断されると「不認可」とみなされ、手続が認められません。
今回は同居しているお子様のご協力があることを説明し、「世帯」の収支で判断して欲しいと主張しました。その結果、裁判所でも世帯の収支で判断をしてもらうことに成功し、手続が無事に認められました。
また、裁判所から指示された「履行テスト」をAさんが確実に遂行したからこそ、裁判所に返済能力を認めてもらうことができたのです。
個人再生手続を取りたいけど返済に不安がある方や、他の事務所で破産しかないと断れた方は、是非一度、泉総合法律事務所にご相談ください。個人再生手続が取れる方法を一緒に検討していきましょう。見方を変えれば、手続ができる方法があるかもしれません。

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