住宅ローンの支払滞納で代位弁済されてしまったが、交渉で支払を再開

女性
50代女性 会社員
借入理由: お子様への資金援助
手続き : 小規模個人再生(住宅特例有)
ご相談前ご依頼後
借⾦総額 約2050万円 約300万円
毎月の返済額 約11万円 約5万円
[事例 16]

背景

“住宅ローンが延滞し、保証会社に代位弁済された”このような状況でも住宅を残すことができる債務整理の方法があることをご存じですか?
当事務所へご相談にいらっしゃったAさんは、お子様が会社を経営していました。お話を伺ったところ、「子供から運転資金の援助を頼まれ、その度に資金援助をしていたら借金が2000万円を超えてしまい、住宅ローンの支払いもできなくなってしまった。」とのことでした。
結局、Aさんのお子様が経営する会社は復調する見込みがなく、お子様へ貸した金銭を返済してもらうことは難しい状況でした。
また、Aさんも破産手続しかないと覚悟を決め、住宅ローン返済をストップしていたため、住宅ローンの保証会社から代位弁済されている状態でした。
しかし、「賃貸を探したけど、意外と家賃が高くて、住宅ローンと変わらないから、今から住宅を残す方法はないか?」とのAさんからの相談を受け、個人再生手続をご提案しました。

弁護士対応 - 住宅ローン支払いを再開させるために住宅ローン債権者と交渉

今回のケースでは、住宅ローン支払を延滞したため、すでに保証会社へ債権が移っている状態でした。
Aさんのように、保証会社が代位弁済をしている場合、6か月以内に個人再生の申立をしなければなりません(法律で決まっている事項です)。そのため、準備にあまり時間をかけることができませんでした。
まずは住宅ローンの返済を再開させる必要があるため、住宅ローン債権者に今後の住宅ローンの支払方法について要望を提出しました。その後、住宅ローン債権者から条件提示があり、Aさんにご説明したところ、「延滞していた分が今後の住宅ローンに上乗せされたため、今までの返済金額より少し上がったけれども、支払いは十分にできる金額です」とご納得いただき、住宅ローンの支払方法に一定の目途がたったところで、すぐに個人再生手続の申立を行いました。

結果 - 借金205万円が300万円、さらには毎月の返済額も11万円から5万円に減額!

「Aさんの資力であれば住宅ローンの支払を継続することは可能である」と裁判所にも認めてもらえ、住宅を守ることができました。本件では、これまで延滞していた住宅ローン分を一括で支払うことが困難だったため、今後の住宅ローンの返済時に上乗せしてもらえるようにお願いしました。その結果、月々の住宅ローン返済額は従前よりも増額されてしまいました。
Aさんとしても「延滞していた金額すべてを一括で用意することは難しい。」とのことでしたので、無理なく延滞を解消させる方法としてはとても有効だったと思います。
また、約2050万円あった借金は今回の手続によって約300万円にまで減額され、月の返済も5万円になりました。その結果、Aさんは住宅ローンの支払と債務の返済を無理なく両立させることができるようになり、無事に住宅を残すことができました。

弁護士からのコメント

Aさんは住宅ローンが代位弁済されてから1~2か月程度で再生の手続を希望されたので、無事に準備が整い最終的には住宅を残すことができました。
保証会社の代位弁済から6か月が経過すると家を残すことはできません。そのため、保証会社に代位弁済されたけれども家を残したいというご希望のある方は、大至急ご相談ください。
住宅ローンの支払が止まってしまった場合や、保証会社に代位弁済されてしまった場合、さらには競売手続に入ってしまった場合でも住宅を残せる方法があります。
一時的な事情によって住宅ローンが払えなくなったとしても、今後住宅ローン支払いに目途がつく状況であれば、まずは一度、当事務所へご相談ください。

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