売上確保に基づく新規事業開始に基づく失敗

会社
清掃・建築・海運船員斡旋・IT業種
借入理由: 運転資金と資金の補填
ご相談前 ご依頼後
借⾦総額 約3300万円/債権者33名 0円
毎月の返済額 約80万円 0円
[事例 117]

背景

こちらの社長様(以下、Aさん)は、元々、不動産清掃管理業を目的として事業を開始されました。そして、その後、売上をあげるためリフォーム工事の請負など他業種も展開して経営を行っていくようになり、不動産管理関係の継続した固定売上と建築関係の仕事の双方で売上をあげ、20年近く事業を安定して行われていました。

しかし、東日本大震災の影響で、固定売上の業務も経費削減から打ち切りとなり、建築関係も工事単価が低くなり、赤字が発生していきました。
そして、新しく別分野としてIT事業を開始され、業績改善を図られました。

そして、利益率の低い業務でも請負、実績を重ね、信頼ある企業へと成長していくように努めていました。

しかし、やはり、経費的にも厳しくなり、結果として、資金繰りの悪化を招き、Aさんは、総額3,000万円近くの負債を抱え、当事務所に相談にいらっしゃいました。

弁護士対応 - 過去の資料から資産と負債の状況を調査

Aさんは、当事務所相談の数年前に他界されたお父様から会社を引き継いでいました。このため、会社の帳簿等に乗っている資産を全て把握されていませんでした。

このため、過去の資料等をあらって、資産の調査を行うこと、漏れている資産や負債がないかを調査することが必要な案件でした。

これについては、Aさん自身が過去の資料を調べたり、元従業員の方々にも事情等を確認されて、進めていき、当事務所でも関連会社等に問合せを行って、資産と負債の調査を進めるなどして準備を進めていきました。

結果 - 申告漏れなどがなく、無事に破産手続きが終了

Aさんが過去の記録を探し、当事務所でも経験と過去の事例から資産と負債についての予測を元に調査をすすめ、資産と負債をあらいだしました。

結果として、破産申立後に、新たな資産などがでることも、申告漏れの負債がでることもなく、破産手続が進み、無事に手続終了となりました。

弁護士からのコメント

本件は、Aさん自身が会社の資産と負債の全容をあまり把握できていないところがポイントでしたが、申立時に会社の状況を明確に報告する必要性があることに、Aさんもご理解いただき、真摯に準備に協力をいただきました。

当事務所でも過去の事例を元に業種に特化した資産や負債がないかなどを、予測し、調査を進めました。その結果、破産手続も問題なく進めることができたのだと思われます。

多額な負債について、お悩みの方は、当事務所にご相談ください。解決への助言だけでなく、実際にご依頼の際には、一緒に解決へと進むように手続を進めていきます。

解決事例一覧