学生ローンは審査が通りやすい。滞納したら親にバレる?

借金

学生ローンは審査が通りやすい。滞納したら親にバレる?

学生ローンといっても、最近は、ギャンブル、パチンコなどではなく、学費の足しにする場合が多いようです。

しかし、借金が学業の妨げになってしまったら元も子もありません。学生ローンによる借金の解決方法はあるのでしょうか。

1. 学生ローンとは

学生ローンとは、学生専門のキャッシングサービスで、満20歳以上の大学生、短大生、専門学生を対象に貸付をするローンです。

基本的にアルバイトなど収入のある学生を対象とした制度で、無職の学生に対する貸付は行われていません。

稀に18歳以上でもOKという会社もありますが、その際は保護者の同意が必要となります。

学生ローンはその名のとおり、学生を対象としていますが、比較的審査に通りやすく、金利も消費者金融よりもわずかに低く設定されています。

審査の際は、電話でアルバイトの内容や収入状況、お金の利用目的、返済計画などを詳しく聞かれますが、問題ないと判断されれば貸付が行われます。

ローンの利用目的については、競馬やパチンコといったギャンブルに使う場合は認められません

また、ワーキングホリデーや留学などの予定がある場合、その後の連絡が難しく、支払いの目途も立たないとの理由で、融資をしてもらえないのが一般的です。海外で勉強するときは、教育ローンやフリーローンを検討しましょう。

一方、学校の学費の支払いが目的の場合は審査に通りやすいようです。その他、バイク、車、自動車免許の取得費用、楽器の購入、卒業旅行、ダブルスクールの費用なども対象となります。

基本的にローン使途についてはそれほど厳しく問われず、使用目的でふるいにかけられるケースは稀なので、利用目的については正直に申告しましょう。

2. 学生ローンのメリット

学生ローンは一般的なローンに比べて独自のメリットがあります。

(1) 親に借金がバレにくい

学生ローンは20歳以上であれば保護者の同意はいらないので、基本的に親にバレることはありません。

滞納をすると自宅に請求書などが届くことがあるので、その際には家族に分かってしまう可能性もありますが、借りる段階で業者から親に連絡がいくことはありません。

(2) 審査が厳しくない

学生ローンであっても、審査は厳格にされますが、学生であることが前提なので、少なくとも職業属性でふるいにかけることはありません。

その点だけでも一般的なローンと比べても審査基準は緩いと言えます。

ただし無収入の人には貸付を行っていません。2010年に改正貸金業法が施行されてから、収入のない人への融資は禁止されているので、アルバイトをしていない場合は審査に通りません。

しかし、週に数日アルバイトしていれば審査に通る可能性は高いです。

(3) 融資がスピーディー

融資のスピードの速さも学生ローンならではです。

審査に通れば遅くとも翌日には振り込んで貰えます。業者によっては即日融資可能というところもあります。

学生は急な飲み会やレジャー、学費の支払いなど何かと入用が多いもの。いざというときには助かるサービスです。

(4) アルバイト先に連絡されない

一般的なローンでは、その人が本当に申告通りの勤務先で働いているか、電話で確認が行われますが、学生ローンではアルバイト先への連絡は基本的に行われません。

(5) 利用明細書は自宅に届かない

学生ローンの利用明細書は自宅に送付されることもありません。「親バレが怖い」という人も安心です。

ただし、業者ごとにシステムは異なるので、毎月の請求、支払いについては事前によくチェックしておきましょう。

(6) 大手よりも信頼関係が築きやすい

学生ローンを取り扱っている業者は比較的小規模なので、利用者の顔や特徴も覚えられています。

その点で大手の会社よりもお互いの信頼関係を築きやすく、審査の際に人物評価が加味されることもあり、収入が少なくても信用の高さで審査に通るケースもあります。

3. 学生ローンのデメリット

学生ローンはメリットも多いですが、デメリットもあります。気になる点は以下の通りです。

(1) 返済が遅れると自宅に郵便物が届く可能性がある

先ほども触れましたが、学生ローンは返済が遅れると督促状が家に届く可能性があります。

督促状が届いたら、そのままにせず、業者に電話をして支払い期日の目途を伝えておきましょう。

(2) 限度額が少なめ(50万円までor総量規制の枠)

限度額が少なめであることも学生ローンのデメリットです。

学生ローンの貸し付けは総量規制の枠の範囲内で行われるので、年収の3分の1を超える融資を受けることができません。

この基準に照らすと、アルバイト年収が120万円の場合、貸付上限は40万円です。

総量規制の上限は他社の借入も含むので、既に他社で10万円借りていれば、融資可能な額は最高で30万円です。

学生ローンはどんなに高くても上限は50万円程度で、中には上限10万円という会社もあるほどで、どこの会社もそれほど高額の融資は行っておりません。

学生ローンは一般的なローンに比べて審査は通りやすいですが、身の丈以上の融資は期待できないのが現実です。

4. 学生ローンの延滞を続けたときは?

学生ローンを借りて、延滞を続けたときには以下のペナルティがあります。

(1) 遅延損害金を支払わなければならない

学生ローンに限りませんが、借金の支払いが遅れたら遅延損害金を支払わなくてはなりません。

遅延損害金は出資法でも利息制限法でも上限は実質年率20%と定められているので、これを超える額を請求されることはありませんが、請求額は以下の計算で算出されます。

遅延損害金=返済額 × 遅延損害金利率 ÷ 365(日) × 延滞日数

一例として、30万円借りていて、遅延損害金利率を20%とした場合、30日支払いを延滞したと仮定して計算すると

返済額(300,000)×遅延損害金利率(0.2)÷365日×日数(30)=遅延損害金(4932円)

です。

上記の通り、このケースでは5,000円ほどが遅延損害金として請求され、返済額に上乗せして請求されるので、債務者にとっては大きな負担となります。

延滞日数が延びるとそれだけ請求額も増えるので、延滞には十分注意する必要があります。

(2) 督促状で家族にバレるおそれがある

学生ローンは滞納すると督促状が自宅に送付されるので、それをきっかけにローンがバレるケースは少なくありません。

親にバレたら困る人は、絶対に延滞のないように返済しなければなりません。

(3) 長期滞納の場合裁判となり、その後強制執行

学生ローンでも滞納したときの罰則は一般的なローンと何ら変わりはありません。

延滞が長期になった場合は、債権者から裁判を起こされ、その後は強制執行で差し押さえが行われます。差し押さえの対象はアルバイトの給与や預金口座です。

(4) ブラックリストの記録が残る

学生ローンでも数ヶ月延滞するとブラックリスト入りし、以後5~7年間は新たな借入ができなくなります。

その期間は消費者金融で借金できないだけでなく、クレジットカードの発行や銀行のローンを組むこともできなくなります。

そのため、学生のうちにブラックリスト入りすると、社会人になってから非常に不便な思いをすることになります。

自分の将来のためにも、返済不能なほどの借入をするのは絶対にやめましょう。

5.家族にバレたくない人は泉総合法律事務所へ

学生ローンの滞納が続いた場合、親にバレるだけでなく、最悪の場合、銀行口座やアルバイトの給与が差し押さえられます。

もしどうしても払えない場合は、最悪の事態を迎える前に一度弁護士に相談してみてください。早めに対処をすれば、親にバレずに借金を整理できるケースもあります。

債務整理につきまして、泉総合法律事務所は何度でも相談が無料となっております。借金が膨らんでしまう前に、お早めに弁護士にご相談ください。

ご相談者様の状況に応じた、適切な解決策をご提案させていただきます。

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