借金返済 [公開日]2019年8月23日

SMBC債権回収会社から突然の連絡!詐欺に注意し正しい対応を

「突然『SMBC債権回収株式会社』から督促やお知らせなどの連絡が来た!」
そんな会社は聞いたこともないし利用した覚えがない、と混乱するのも不思議ではありません。

しかし、SMBC債権回収株式会社からの連絡を無視し続けると危険です。

SMBC債権回収株式会社からの連絡が来たという方は、ぜひこの記事を読み、正しい対応策を知った上で、困ったときには弁護士までご相談ください。

1.SMBC債権回収株式会社とは

借金をして長期にわたって返済していない場合「SMBC債権回収株式会社」から突然「債権回収受託のお知らせ」や「督促状」などの通知が来るケースがあります。

「そんな会社から借りた覚えはないのに、なぜ請求が来るのか?詐欺ではないか?」と構えてしまう方も少なくありません。

(1) SMBC債権回収株式会社とは

SMBC債権回収株式会社(以下「SMBC債権回収」といいます)は、三井住友銀行系列の債権回収会社です。

債権回収会社とは、法務省から承認を受けた債権回収の専門会社です。
サービサー法(債権回収業法)により、債権回収業は、法務省で特別の許可を受けた業者しか行ってはいけないことになっています。

SMBC債権回収は、三井住友ホールディングスの一員としてきちんと債権回収業の認可を受けているので、怪しい会社ではありません。

法務省のサイトには許可を受けた債権回収会社の一覧が載っていますが、SMBC債権回収もきちんとその中に名を連ねています。

法務省「債権管理回収業の営業を許可した株式会社一覧

(2) SMBC債権回収から連絡が来る可能性のあるケース

SMBC債権回収から突然連絡がくる可能性があるのは、次のような借金を利用して長期間返済していない場合です(2019年8月現在)。

  • プロミスやモビットなどの三井住友銀行系列の消費者金融
  • 三井住友カード(クレジットカード)
  • 三井住友銀行のカードローン、住宅ローンなど

上記のような借金を利用して長期にわたって返済していない場合、関連会社のSMBC債権回収に回収委託されたり債権譲渡されたりして、SMBC債権回収がもとの債権者に代わって請求をしてきます。

ただし、債権回収会社へ債権回収委託や債権譲渡が行われるのは、相当長期にわたって滞納しているケースに限られます。

きちんと支払っているのにいきなり「〇〇債権回収」という会社から通知が来た場合には、詐欺の可能性が高いので注意してください。

【架空請求、詐欺の可能性に注意】
最近ではSMBC債権回収の名をかたった詐欺業者が多いので注意が必要です。法務省からも、注意的な呼びかけが行われています。
まったく借金したことがないならすぐに詐欺を見抜くことができますが、実際にプロミスや三井住友銀行系統のローンを利用したことがある方の場合「あの件かも知れない」と思って引っかかってしまいやすいのです。
SMBC債権回収やそれに似た名前の会社から支払い請求の連絡が来たら、まずは「本物か偽物か」を見極めなければなりません。

2.SMBC債権回収会社から電話や手紙がきたら

では、SMBC債権回収会社から電話や督促の手紙が届いたら、どうすれば良いのでしょうか?

(1) 基本的には支払う必要がある

本当に借金を滞納したために、SMBC債権回収に債権回収委託されたり債権譲渡されたりした場合、無視していると訴訟を起こされる可能性があります。

後述する時効が成立していない限り、きちんと話し合いをして分割払いなどで支払うか、支払えないなら債務整理を検討する必要があります。

(2) 架空請求や詐欺ではないかを確認

差出人や債権回収会社の番号を確認する

SMBC債権回収から督促状が届いたら、まずは差出人の住所、債権回収業者の法人番号を確認しましょう。

正式名称は「SMBC債権回収株式会社」です。「株式会社SMBC債権回収」や「SMBC債権回収会社」などの似た名称で通知が来ていたら、詐欺の可能性があります。

法人番号とは、各債権回収会社に与えられた番号です。債権回収会社が債権回収の通知を送るときには必ず法人番号を記載します。
SMBC債権回収の場合、法人番号は「8010001063698」です。

詐欺業者の場合、そもそも法人番号を記載していないケースが多数ですし、間違った番号が記載されている場合も詐欺の可能性が高いと言えます。

電話がかかってきた場合の対応も基本的には同様です。相手会社の正式名称や法人番号を尋ね、担当部署や担当者名を確認します。

また、電話ではなく自宅宛に通知書を送るように言いましょう。
このとき住所を告げる必要はありません。本物であれば当然住所を把握しているはずだからです。

詐欺メールの可能性について

最近ではメールによる詐欺も増えているので要注意です。出会い系サイトの利用料金などについて、「債権回収業者」を名乗る詐欺業者が架空請求してくるのです。

特定の用件でしかSMS・ショートメールを利用しないという債権回収会社も多くありますので、債権回収会社を名乗るSMSが届いたら、一度会社の公式ページなどを確認することをおすすめします。

怪しい場合、絶対に支払わず、折り返しの連絡もしない

SMBC債権回収やそれに類する名前の業者から連絡が来たとき、法人番号も書いてあって身に覚えがあり、明らかに本物であればきちんと連絡を入れて支払いをすべきです。

しかし、詐欺の場合には、「絶対に連絡をしない」「支払わない」ことが大切です。

折り返し連絡を入れると、その時点で個人情報を抜き取られてしまいますし、お金をだまし取られる可能性もあります。
いったん支払ってしまったら、後に詐欺と気づいても取り戻すのは困難です。

本物かどうか分からない場合、放置せずにお早めに弁護士まで相談して下さい。

(3) 時効の成立の可否を確認

消費者金融等から金銭を借りている場合、債務の消滅時効は5年です。
したがって、最後の取引(借入や返済)の時から5年以上経過している場合には消滅時効が成立している可能性があり、消滅時効を援用できれば金銭を払う必要がありません。

そのため、時効の成否を確認することが重要です。

時効の成否を確認する場合、重要なのは起算点です。
手紙やメール等の文書の場合、「返済日」が記載されているはずです。基本的には、最終返済日が時効の起算点となります。

時効が認められそうな場合であれば、債務の一部の弁済や支払う約束などはせず、弁護士に相談してみましょう。

債務の一部弁済や債務を認めるような言動をしてしまうと、せっかく時効を迎えていても、時効の援用ができなくなってしまいます。

3.弁護士に相談するメリット

SMBC債権回収から電話がかかってきたり、お知らせや督促状が届いたりして不安であれば、一人で抱え込まずに弁護士に相談をすることを強くお勧めします。

(1) 本物かどうかを見極められる

弁護士にご相談いただけましたら、相手が本物のSMBC債権回収かどうかも確認できます。
そのために、届いた封書やハガキなどを必ず持参してください。

弁護士に相談して相手が本物かどうか分かれば、詐欺業者にお金をだまし取られるリスクはありません。

詐欺業者がしつこく電話をかけてきたり郵便を送ってきたりする場合でも、弁護士が出てきた時点で一切連絡が来なくなることがほとんどです。

(2) 時効の援用ができる

消滅時効の期間を満たしたとしても、時効を「援用」しなければ時効は成立しません。具体的には、相手方に内容証明郵便を送ることによって通知をすることで、初めて時効が成立するのです。

内容証明郵便の書き方は様々あります。弁護士に依頼すれば適切に対処してくれるので、時効が成立している可能性がある場合はお早めに弁護士にご相談ください。

4.まとめ

SMBC債権回収をはじめとする債権回収会社から連絡が来たとき、おびえる必要は一切ありません。借金問題に困ったときには、お早めに弁護士へご相談下さい。

どうしても債務を支払えない場合、弁護士に相談することで任意整理・個人再生・自己破産などの債務整理方法を提案してもらえます。

また、仮に時効が成立していた場合には、援用により債務の支払い義務を消滅することが可能です。

ご依頼者様の個別のケースに合わせた最適な解決方法をご提案しますので、借金問題でお困りの方はぜひ一度、泉総合法律事務所の無料相談をご利用ください。

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