借金返済 [公開日]2018年5月8日[更新日]2021年1月15日

買い物依存症になる人の特徴は?その原因・心理と対策・治し方

ショッピングをストレス解消の1つとして捉えている人は多いかもしれません。

しかし、買い物をしないとストレスが溜まってイライラする・日常生活に支障が出るという場合には、買い物依存症に陥っている可能性があります。

買い物依存症になると借金問題も同時抱えてしまう可能性が高いので、早めに対処していくことが肝心です。

今回は、買い物依存症と借金について解説します。

1.買い物依存症に陥る原因と心理

買い物依存症とは、生活等に悪影響があると分かっているのに買い物をやめられない症状のことを指します。
買い物の内容は、服、化粧品、食べ物など、種類を問いません。

典型例としては、借金をしているのに買い物衝動が抑えられないケースです。
クレジットカードの限度額になってしまったのに他にもクレジットカードを新規で作ってまで買い物をする、「もう買い物はやめよう」と思ったのにストレスが溜まるとつい買い物をしてしまうという場合は危険ラインといえるでしょう。

自分で症状を知るきっかけとしては、「前よりも買い物をした後に気分がスッキリしない」ことが挙げられます。

購入したら気分が良くなるはずなのに、買ったものに興味を示せない、逆に罪悪感が大きいなどの症状が出始めたら買い物依存症を疑うべきです。

買い物依存症になりやすい人は、うつ病になりやすい人とも傾向が似ています。また、男性よりも女性に多いようです。

例えば、ストレス発散が難しいと考える人は、ストレスのはけ口として買い物をすることもあるでしょう。
通常、買い物はお金がなくなればできなくなりますが、他に発散方法を見つけられない場合は借金をしてまで買い物を続けてしまいます。

また、カードやプリペイド、スマホ決済など決済方法の簡易化も買い物依存症の原因の1つと言われています。

2.買い物依存症の治し方・克服方法

「もしかしたら自分は買い物依存症かもしれない」と考える場合は、早期に治療を受けるべきです。

(1) 買い物依存症チェックリスト

ご自身や身内に買い物依存症の疑いがあると考える場合は、以下のチェックリストに当てはまるかを確認してみましょう。

3つ以上に当てはまる場合はその疑いがあり、多ければ多いほど症状が進行している可能性があります。

  • 買い物をするとストレスを発散できる
  • 借金(カードの分割を含む)をしてでも購入してしまう
  • 買い物をやめたいと思うがやめられない
  • 購入した後に使用していないものがたくさんある
  • 購入した後に興味を失う
  • いますぐに必要のないものでも「後で必要かも」と考え購入してしまう
  • 購入後に罪悪感や不安に襲われる
  • 家に購入したものが溢れている(整理整頓ができていない)
  • 買い物をしていないと周囲に嘘をつく

なお、買い物依存症は他の精神疾患を併発している可能性もあります。
うつ病や双極性障害、大人の発達障害とも関係が深いと考えられているため、可能性がある方は一度医師の診察を受けるべきです。

(2) 医師の診断の下、メンタルの不調を整える

一旦依存症となってしまった場合には、自分1人で抜け出すことは難しいといえます。
専門的な知識を持つ医師の指導のもと、少しずつ治療していくことが重要です。

また、根本的な原因が別にあるケースもあります。

例えば、仕事のストレスからうつ病を発症して買い物依存症になったケースでは、会社を休職する・残業をやめる・睡眠時間を取る・仕事以外での周囲との交流を図るなどで、買い物に少しずつ興味を失ったという例もあります。

双極性障害や発達障害などが隠れている場合には、投薬治療などで根本となる原因をコントロールしていくことで買い物地獄から抜け出すことができる事例もあります。

このように、依存症の根本原因を見つけて治療をしていくことが重要です。

3.買い物依存症の借金の解決方法

買い物依存症が原因で借金を作ってしまい、計算しても毎月返済できる額ではない場合は、債務整理を検討してみましょう。

債務整理とは、借金を減額・免除できる手続きのことを指します。種類としては「任意整理」「個人再生」「自己破産」の主に3つががあります。

任意整理は、整理したい債務を自分で選び、当該借金の利息を免除してもらうことで減額を図る方法です。
大きな減額は望めないので、「少し減らせば返済できる」「借金の利息が大きい」という方に向いています。

個人再生は、個人再生計画を裁判所に提出し認めてもらうことができれば、約1/5-1/10まで借金を減らすことができる手続きです。
借金の元本も圧縮することができるため、相当な金額の借金を抱えている方に向いています。

自己破産は、借金の全額を免除できる手続きです。裁判所に申立てが必要であり、借金が全額免除される一方で一定の資産も処分されてしまいます。

債務整理手続きは、借金を減免できる魅力的な手続きですが、それぞれの方法に一定のデメリットも存在します。
専門家である弁護士に相談した上で、どの債務整理をすべきか判断すべきでしょう。

4.債務整理に強い法律事務所、弁護士に相談を

買い物依存症で借金を繰り返してしまい、返済できない場合には弁護士に相談しましょう。

債務整理をするにしても、どれが自分のケースに合っているのかは素人では判断できません。
強制的に給与が差し押さえられるなど、生活に大きな支障が出る前に解決することが重要です。

また、医師の診察を受けることも大切です。
買い物依存症は、できるだけ早くに治療を始めることが重要です。何が根本原因となっているのかは自分では分からないこともあるため、自分だけで決めつけず専門家に判断を仰ぐようにしてください。

泉総合法律事務所では、数多くの債務整理の事案を解決に導いています。
買い物依存症に関してもお話しいただければ、症状に配慮しながら適切な借金整理のためのアドバイスが可能です。まずはお気軽にご相談ください。

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