リボ払いの借金はどれくらい膨らむのか?数字を使い分かりやすく解説

借金返済

リボ払いの借金はどれくらい膨らむのか?数字を使い分かりやすく解説

リボ払いは、毎月の返済額が一定であることが特徴の一つです。

一見して、計画的な返済のようにも思えますが、残高が膨らむとその分利息も膨らむといったデメリットがあります。

今回は、その利息が具体的にどの位かかるのかについて解説します。

1.リボ払いとは

リボ払いは「リボルビング払い」の略称で、毎月の返済額を利用額に関係なく一定にして返済していく方法です。

いわゆる分割払の一つではありますが、一般的な分割払いとは異なる点があります。

一般的な分割払いの場合、その一つの利用額に対して2回、5回、10回などに分割して返済していきます。

もし平行して他の利用があれば、それぞれの利用額に対して毎月の返済額が発生し、それらの返済額を合計した金額を返済していきます。

一方、リボ払いの場合は、一つ一つの利用額ではなく、平行した複数の利用に対して合計した残高に対して毎月の返済額が発生し、その金額を返済していきます。

【参考】クレジットカードのリボ払い〜手数料・利息の罠で借金地獄!?

2.リボ払いの返済方法

リボ払いは、前記のとおり、合計の残高に対して発生した返済額を返していく形になるため、利息についても合計の残高に対して計算され、発生します。

ちなみに、その返済方法は複数あります。まずはその一部をご紹介します。

(1) 定額方式

定額方式には、二種類あります。

①毎月定額の返済を行います。その中に利息の返済も含まれ、利息を控除した残金が元金返済に充当される方法。
②毎月の元金返済額を一定額にして、それに利息を上乗せして返済する方法。

①の場合は、毎月の返済額は定額ですが、実際に元金に充当される額が少ないため、元金がなかなか減りません。そのため返済期間が長くなり、利息をかなり支払うことになります。

②の場合は、元金は定額で毎月減っていきますが、利息分が上乗せされるため、毎月の返済額が一定ではなく増減を繰り返すことになります。

(2) 定率方式

定率方式にも、二種類あります。

①毎月締日で残高を確定して、残高に利息を加算した総額に対して、一定割合を返済する方法。
②毎月締日で残高を確定して、残高総額のうち、一定割合と確定した残高に対する利息とを加算した合計額を返済する方法。

①の場合は、毎月減っていく元金がまちまちです。

②の場合は、毎月減っていく元金は一定割合で決まっていますが、利息が加算されるため、返済額が予定していた金額よりも増えることがあります。

(3) 残高スライド方式

毎月締日で残高を確定させて、残高に応じた定額の返済、もしくは、定率の返済を行っていく方法です。

なお、この残高スライド方式には、前記のとおり、残高スライド定額方式と残高スライド定率方式の二種類があります。

ただ、返済方式に関しては、クレジットカード会社の規定により、選択できない場合もありますので、ご注意ください。

3.リボルビング払いの利息額

リボ払いの利息は、各会社やカードの種類によっても異なりますが、一般的には年利計算です。法定利率の範囲内であり、多くは12%や15%などに設定されています。

では、実際にリボ払い時の利息額が幾らくらいになるかについて、定額方式(前記①②の返済方法ともに)を例に説明します。

ここでは、2018年1月1日に100,000円を利用し、年利を15%で設定されたケースを想定します。

まずは、②の返済元金を一定にして、利息を上乗せして返済する方法についてです。

毎月一定額の元金を返済すると利息総額は6,999円となります。ご覧のとおり、返済額は徐々に減っていきます。

しかし、クレジットカードの利用が重なれば、その都度元金が増え、それに合わせて利息も増えるため、必ずしも返済額が減っていく訳ではありません。

下記は、2018年1月に100,000円の利用、同年2月中に50,000円と30,000円、同年5月に50,000円、2019年4月に100,000円を利用したケースを想定した返済表です。

この場合、利息総額は47,389円の支払となります。

最初の利用分の返済途中で追加利用すれば、返済額も増加します。今回は単純な一例ですので、金額もそこまで大きくないですが、利用額が増え、残高が高額になっていくと、その分利息も増えますので、月の返済額がかなりの金額に膨れ上がります。

これが断続的に続き、元金が増えていけば、毎月の返済が相当な金額に膨れ上がってしまうことは容易に想像できるかと思います。

では次に、定額方式のうち、①の利息分の返済を含んだ月の返済額を月1万円に固定したケースについて、ご覧ください。

この場合、利息の返済総額は、7,644円となり、前記②の時よりも645円多く返済をしていることが分かります。

これは、元金に対する毎月の返済額が少なく、元金が減らないために起こるものです。

では、途中で利用を重ねた場合についてはどうでしょうか。

この場合、利息総額は66,332円の支払となります。

こちらも単純な一例ですが、利用額(元金)が増えた時に利息が増加して元金充当分が減っていること、および返済回数が長くなっていることなどお分かりいただけるかと思います。

利用を重ねるたびに元金が増え、利息も増えます。そのため、元金に充当される分が減るためなかなか元金が減らず、返済期間が長期化していくのです。

4.リボ払いのメリット・デメリット

上記3の例で、リボ払いの仕組みは、ご理解いただけたかと思います。

では、リボ払いのメリットですが、毎月の支払を一定額に抑えられるという点が挙げられます。

また、リボ払いに対して、年会費無料やポイント率アップなどの特典をつけているクレジット会社もあります。

こうして見ると、メリットが大きく利用価値が高いと感じるかもしれません。

しかし、長期的に利用した場合を考えると発生するリスクは決して小さくありません。

返済方式にもよりますが、毎月の返済額は定額ですが、実際に支払っている金額のうち利息充当分が多く、元金があまり減りません。

また、毎月定額の返済を継続していると「借金は順調に減っている」といった錯覚に陥ってしまいがちです。

そのため、実際の残高を把握することが難しく、借金が知らず知らずのうちに膨らんでしまうといったデメリットがあります。

5.リボ払いで元金が減らずお困りの方は泉総合へ

泉総合法律事務所では、「リボ払いを利用していたがために、知らず知らずのうちに借金が膨らんでしまった。」というご相談者の方がたくさんいらっしゃいます。

このような方たちに見られる傾向として、リボ払いで元金が把握できないまま限度額に達してしまい、他のカードを利用し始めたけれども、同様に限度額に達してしまう・・・そういった行為を繰り返した結果、多重債務者になってしまったというパターンが多いです。

リボ払いは、知らず知らずのうちに借金を膨らませ、債務超過状態に陥らせてしまう危険性がありますので、返済方法をまずは確認し、利用額をきちんと把握した上で利用するようにしましょう。

リボ払いをご利用中の方は、まずは、返済方法と利用額を確認してください。

もし、今後の返済にご不安を感じていらっしゃるようでしたら、当事務所の弁護士にお早めにご相談ください。ご相談者の方の状況に応じて、最善の解決方法をご提案いたします。

ご相談は何度でも無料ですので、借金が膨らんでしまう前にまずはご連絡ください。

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