債務整理の弁護士相談でパチンコ・ギャンブル依存症を克服できる?

借金

債務整理の弁護士相談でパチンコ・ギャンブル依存症を克服できる?

皆さまは「ギャンブル依存症」をご存知でしょうか?「ギャンブル依存症」とは、ふとしたきっかけで始めたギャンブルにのめり込みでしまい、負け続けてもギャンブルを止めることができないという病気(精神疾患)のことです。そして、ギャンブル依存症にかかってしまうと、ギャンブルに充てるお金は給料だけでは足りなくなり、中には借金をしてまでギャンブルを続けてしまう人がいます。

ここでは、泉総合法律事務所の弁護士が実際に担当した「パチンコ依存症」にかかってしまったAさんの、パチンコ依存症からの回復と債務整理手続についてお話します。

1.相談までの経緯

Aさんは、会社の同僚に誘われたことでパチンコを始め、当初は1日で2、000円ほどを使う程度でした。しかし、Aさんは一度パチンコで儲けることができたことで、土日は必ずパチンコ店に入り浸るようになり、やがて平日も仕事終わりにパチンコをする日々を送るようになりました。

その後、パチンコの負けが重なってしまい、給料全額を1日で使い果たしてしまうこともありましたが、それでもパチンコの魅力に取りつかれてしまったAさんは、パチンコのために借金をするまでになってしまいました。Aさんは、「パチンコで負けたお金を全て取り戻す」という一心で、その後もパチンコを続けましたが、消費者金融などの借入限度額が一杯になってしまい、困り果てたところで当事務所へご相談にいらっしゃいました。

2.自己破産手続

Aさんの借金は800万円を超えていたため、Aさんの収入状況では任意整理と個人再生の手続をとることはできませんでした。そのため、Aさんは債務整理手続として自己破産を選択することになりましたが、借金理由の大半がパチンコであったため、管財事件として受任し、その後自己破産の申立を行いました。

3.ギャンブル依存症の治療・対策

Aさんは、裁判所が選任した管財人弁護士との面談の際に、「パチンコを止める自信がない」ことを打ち明けました。そこで、自己破産手続の中でAさんがギャンブル依存症(パチンコ依存症)から回復できるようにと、当所の弁護士と管財人弁護士が協力してAさんのギャンブル依存症の治療をサポートすることにしました。

(1)GAへの参加

GAとは、「ギャンブラーズ・アノニマス」の通称で、ギャンブル依存症を克服したい人向けの団体のことです。ギャンブル依存症を克服した人が、定期的にギャンブル依存症の恐ろしさを説明するなどのミーティングを開催しています。

管財人弁護士からは、このような自助グループのミーティングに参加することを勧められましたが、実はAさんは、当事務所へご相談に来る前に既にGAのミーティングに参加した経験が過去にあったのです。しかし、結局ギャンブル依存症を克服することができなかったわけでしたので、この案は見送られました。

(2) ギャンブル依存症の自覚

ギャンブル依存症の回復への第一歩は、まず「自分がギャンブル依存症だという事実を認めることである」と言われています。
そこで管財人弁護士は、Aさんがギャンブル依存症であるがゆえに多額な借金をしてしまったという現実を理解させる目的で、反省文の作成を指示しました。

(3) 家計管理の徹底

これはAさんに限ったことではないですが、借金の解決方法としてまず挙げられるのが、家計の見直しです。Aさんがパチンコをせずに生活をしていることを示すため、家計簿を提出することにしました。

(4) パチンコ以外で時間を使う

当所弁護士からAさんに勧めたのは、これまでパチンコに使っていた時間を、別の何かのために使うことです。学生時代、テニス部に所属していたAさんにはうってつけだと思い「テニススクールに通うのはどうですか?」と提案しましたが、Aさんの自宅近くにあるテニススクールの月謝が高額だったという点を指摘され、管財人弁護士から反対されてしまいました。

そこで今度は、身体を動かすことが好きだったAさんにジョギングを勧めたところ、「それは良い案ですね」とAさんも乗り気になり、結果的にほぼ毎日ジョギングをされていました。ちなみに、「くれぐれもパチンコ店の前を走るようなジョギングコースだけは避けてください」というアドバイスも付け加えたことは言うまでもありません。

4.パチンコ依存症からの回復

以上のことをAさんがきちんと実践した結果、①Aさんが借金理由について反省していること、②パチンコ依存症から見事に回復できたことを裁判所に認めてもらうことができ、借金も無事免除となりました。

Aさんは、「破産手続を進める中でギャンブル依存症を克服できるとは夢にも思わなかった」と、この結果に大変驚き、喜んでいらっしゃいました。

5.借金解決は泉総合法律事務所へ

アメリカのギャンブル依存症の診断基準の1つに「借金をしてまでもギャンブルを行ってしまう」という項目があります。したがって、ギャンブルが原因で借金をしてしまう人の多くは、ギャンブル依存症であると言えるのかもしれません。

泉総合法律事務所には、Aさんのようにギャンブル依存症が原因となる借金問題を多数解決してきた実績があります。借金問題に関するご相談は何度でも無料ですので、まずは泉総合法律事務所までご相談ください。

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