借金返済 [公開日]

ニッテレ債権回収株式会社から連絡が来た!どうすればいい?

借金を返済しないまま過ごしていると、ある日突然「ニッテレ債権回収株式会社」という会社から郵便物や電話が来ることがあります。

「こんな会社からお金を借りたことは身に覚えがない」「どうせ新手の詐欺だから下手に反応したら危ない」等と考えて放置してはいけません。

そのままにしておくと法的措置を講じられ、差し押さえを受けたり財産を失ったりする可能性があります。

この記事では、借金を放置している人や既にニッテレ債権回収株式会社から連絡が来てしまった人に向けて、ニッテレ債権回収株式会社の概要や連絡が来たときの対策について解説していきます。

既に連絡を受けた人はもちろん、借金を滞納中の人や今後滞納の恐れがある人はぜひご覧ください。

1.ニッテレ債権回収株式会社とは

ニッテレ債権回収株式会社は、その名の通り債権の回収を専門に行なっている会社です。

債権者から依頼を受けたり債権を譲り受けたりして、弁済が止まっている借金を支払わせようと色々な手段を講じてきます。

これだけだとニッテレ債権回収会社のことを「暴力団のような恐ろしい取り立てを行って無理やりお金を支払わせようとする怖い会社」だと誤解してしまう人がいるかもしれませんが、ニッテレ債権回収会社は決して怪しい会社ではありません。

むしろ、法務省から認可を受けたしっかりとした債権回収会社であり、プライバシーマークを取得していることから債権者からの信頼も厚い会社でもあります。

債権者はニッテレ債権回収会社のノウハウや実績を信頼して債権の回収を依頼し、または債権譲渡を行っているのです。

「債権って債務者の承諾もなしに他の人に譲っていいの?」と疑問を感じる人がいるかもしれませんが、法律的には債務者の意思に関係なく債権譲渡を行うことができます。

債務者としてはある日突然債権者が変わってしまったので戸惑うことも多いのですが、極めて合法的な手続なので「どうせ詐欺だろう」「なにかの間違いだろう」と思って放置していると大変なことになりかねません。

また、「自分はどこからもお金は借りていない」という場合であっても、誰かの借金の保証人になっている場合はニッテレ債権回収会社から連絡が来る可能性があります。

特に以下のような会社への支払を滞納している場合、ニッテレ債権回収会社が債権回収を行う可能性が高いと言われています。

  • クレディセゾン
  • ソフトバンクやドコモ等の携帯会社
  • 電力会社(東京電力、関西電力、中部電力、北海道電力など)やガス会社

他にも、様々な会社がニッテレ債権回収会社と付き合いがあるとされているので要注意です。

なお、ニッテレ債権回収会社は「日本テレサーチ株式会社」が前身であり、社名もそれが由来です。テレビ局の日本テレビとは全く関係ありません。

2.ニッテレから手紙が来た場合の対応方法

ニッテレ債権回収会社は本来の債権者の依頼を受けて、または債権を譲り受けて自分自身が債権者となって債権の回収を行います。

「ニッテレからお金を借りていないから無視しよう」と考えていると、最悪の場合、訴訟を起こされるなどして給与や財産の差し押さえを受ける可能性があります。

このため、絶対に無視してはいけませんが、下手に対応すると傷口が広がる可能性もあるため、できれば弁護士に相談して指示を仰ぐべきです。

ここでは、ニッテレ債権回収会社からどのような形で連絡が来るのか、そして連絡が来たらどうすればいいのかを考えていきます。

(1) どんな形で連絡が来るの?

基本的には、レターパック、電話やSMS等で連絡が来ると言われています。自宅を訪問される可能性は高くありません。(2019年8月現在)

しかし、レターパックでは「法的手続を行う旨の催告書」等の文書が自宅に郵送されてきますので、同居している家族に借金を秘密にしている場合は要注意です。
手紙やレターパック等から借金が発覚するおそれがあります。

電話は、札幌・福岡のコールセンターから電話が来ることがあります。知らない番号であるからといって無視するのは危険です。

どの番号から電話がかかってくるかは、ニッテレ債権回収会社の公式サイトにて明示されていますので、ご確認ください。

参考:SMS(ショートメッセージサービス)およびロボットコールの運用開始のお知らせ

(2) どんな返事をすればいいの?

すぐに具体的な返事をしてはいけません。
もし長期間借金を返済していない場合、借金そのものが時効によって消滅している可能性があるからです。

時効による借金の消滅には「援用」という手続が必要です。援用は口頭でも可能ですが、証拠を残すために内容証明郵便を使うケースが多く見られます。

仮に援用を行わないまま借金の支払に同意してしまったり、分割払いで一部のみでも支払ってしまったりした場合は、時効で消滅する可能性がある借金でも、時効が不成立となって復活してしまいます。

債権回収会社は「1000円でもいいから支払ってください」等と言うことがありますが、これは時効の援用を防ぐための手段なので応じてはいけません。

こういった場合も弁護士に相談してください。弁護士に相談すれば借金が時効にかかっているのかどうかを判断してくれます。

もし時効にかかっていれば援用手続の代行を行ってくれますし、そうでない場合は善後策を考えてくれるので、ニッテレ債権回収会社からの連絡を受けたらまずは弁護士に相談しに行きましょう。

(3) 分割払いの交渉

もし債務の存在が確定的で消滅時効にもかかっていない場合は、借金の返済義務があります。
ニッテレ債権回収会社から「一括払い」を求められる可能性もゼロではありません。

一括払いを求められたら、分割払いの交渉をしてみましょう。
収入等の状況に応じて対応してくれることもあるので、無理なく返済して借金問題を解決できるかもしれません。

(4) 債務整理を検討する

請求された金額が現実的に支払可能な額を超えている場合、夜逃げを考えたくなるかもしれませんが、それでは根本的な解決になりません。
弁護士に相談して債務整理を行い、合法的な解決を図るのが一番です。

債務整理には「任意整理」「自己破産」「個人再生」の主に3つがあります。
このうち最も多く行われているのが任意整理です。債権者と交渉して将来の利息等をカットしてもらいます。

他にも、借金そのものを帳消しにする「自己破産」や、借金を5分の1~10分の1くらいにしてもらって残りを毎月返済する「個人再生」がおすすめです。

弁護士に依頼すれば個別のケースに合わせてピッタリの債務整理を選択し、なおかつ実行に移してくれます。

自分1人で考えて債務整理を行うと、期待した効果が得られない可能性もあります。
債務整理を検討する場合は必ず弁護士に相談してください。

(5) ブラックリスト入りしている可能性も考える

借金を滞納し続けると、その情報が「信用情報機関」という組織に登録されてしまうことがあります。

金融機関やクレジットカード業者等は審査の際に信用情報機関にある情報を参考にするため、ここに登録されている人は審査に落ちる可能性が高くなります。
この状態を「ブラックリスト入り」「ブラックリストに載った」と表現します。

任意整理・自己破産・個人再生等をすると確実にブラックリストに載り、5~10年はその情報が残ります。

滞納が原因でブラックリスト入りした場合、場合によっては1年で情報が抹消されることがありますが、どちらにしても一定の期間内はある程度不便な生活を強いられると考えてください。

ブラックリストについては以下の記事をご覧ください。

[参考記事]

ブラックリストとはそもそも何なのか?掲載されることの悪影響

3.ニッテレ債権回収会社から連絡があったら弁護士に相談!

ニッテレ債権回収会社は極めて真っ当な債権回収会社であり、ここからの連絡を無視していると法的措置を執られる可能性があります。

しかし、うかつに連絡するわけにもいかないのが悩みどころです。下手をするとせっかく時効で消えかかっている借金を支払うはめになってしまうからです。

こういった借金に関する悩みは弁護士に相談するのが一番です。消滅時効について調べてくれますし、そうでない場合でも最適な債務整理手続を代行してくれます。

自分1人で悩んでいては何も解決しないどころか、事態が悪化する危険性すらあります。いち早く泉総合法律事務所の弁護士に相談して、一緒に問題を解決しましょう。

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