借金返済 [公開日] [更新日]

三井住友銀行カードローンが返せない時に必ず知っておくべき対処法とは

三井住友銀行カードローンが返せない場合の対応策

三井住友銀行カードローンでお金を借りている方必見です!

銀行カードローンは、手元にお金がないときにすぐに用立てることができるので、とても便利です。中でもメガバンク「三井住友銀行」が運営している銀行カードローンは、知名度も信頼性も高く、利用者が多いです。

しかし、いったんはカードローンで借金しても、その後病気やリストラ、減給など、何らかの事情で返済が厳しくなることもあるでしょう。

返せなくなってしまったら、どのように対応したら良いのでしょうか?

今回は、三井住友銀行カードローンを返せない場合の対処方法を、解説します。

1.三井住友銀行のカードローンの特徴

三井住友銀行カードローンを利用しているという方は多いと思います。

銀行カードローンにはたくさんの種類がありますが、三井住友銀行カードローンはどのような特徴を有しているのでしょうか?

(1) 三井住友銀行カードローンの特徴と基本的な利用方法

三井住友銀行カードローンを利用しやすいのは、以下のような人です。

  • 正社員や公務員、契約社員や派遣社員、自営業者や経営者、アルバイトなどの有職者で、税込みの年収が200万円以上の人
    (無職無収入の人や専業主婦への貸付は、基本的に行っていません)
  • 勤続期間は2ヶ月以上あることが望ましい
  • 他社の借入件数は4件未満であることが望ましい

また、借入申請をすると、職場へ電話をされて在籍確認が行われます。

(2) 審査期間

借入の申請後入金までに、1営業日はかかることが多いですが、審査期間は非常に短く、スピーディです。

(3) 利用限度額の変更

増枠(利用限度額の変更)は可能ですが、その際にも審査があります。

増枠申請は、ネットバンキングや電話、ローン契約機を使って比較的簡単に行うことができます。

(4) 金利と限度額

三井住友銀行の実質年利は、4.0%~14.5%で、極度額に応じて金利が設定されます。

消費者金融では年利18%程度になることも多いので、三井住友銀行カードローンの方が、年率が低く設定されていると言えます。

ただし、銀行カードローンの中では、決して低金利ではありません。

借入限度額は10~800万円と幅広く設定可能となっており、極度額の限度がかなり高いことが特徴的です。

三井住友銀行カードローン
利用限度額と適用金利
利用限度額 金利(年率)
100万円以下 12.0~14.5%
100万円を超えて200万円以下 10.0~12.0%
200万円を超えて300万円以下 8.0~10.0%
300万円を超えて400万円以下 7.0~8.0%
400万円を超えて500万円以下 6.0~7.0%
500万円を超えて600万円以下 5.0~6.0%
600万円を超えて700万円以下 4.5~5.0%
700万円を超えて800万円以下 4.0~4.5%

遅延損害金の年率は19.94%です。

(5) 口座開設の要否について

三井住友銀行カードローンの場合、口座開設なしでカードローンの利用が可能です。

ただし、口座を持っていないと、返済方法がATMか銀行振込に限られますし(口座引き落としができない)、インターネットバンキングによる借入やネット上での利用状況の確認などのサービスが使えないので、利便性が低下します。

(6) 返済方法

月々の返済額は2000円から設定可能で、返済日を指定することができます。

返済方法は、口座引き落とし、ATM入金、銀行振込から選択することが可能です。ただし、銀行口座がないと口座引き落としはできません。

全国の三井住友銀行ATMや提携コンビニで利用することができて、利用の際に手数料はかかりません。

(7) リボ払いについて

リボ払いも利用可能です。三井住友銀行カードローンのリボ払いは、「借入残高に応じて毎月の最低返済額が決まる」タイプです。

リボ払いを利用すると毎月の返済額が増えにくいので借り増ししやすいのですが、実際には返済期間が延びていくのであり、その分支払い利息がかさんでしまいます

【参考】リボ払いの借金はどれくらい膨らむのか?数字を使い分かりやすく解説

2.三井住友銀行カードローンの返済が滞ったらどうなるのか?

三井住友銀行カードローンは、全国展開しているメガバンクである三井住友銀行が運営しているカードローンで、全国のコンビニからも利用できるので、利用する機会が非常に多いです。

大手銀行が運営しているということで信頼性も高く、気軽に借り入れる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、実際には銀行カードローンも借金であり、返済が滞るとさまざまな問題が発生します。

以下では、三井住友銀行カードローンを返せない状態になったらどうなるのか、見ていきましょう。

(1) 電話で督促される

まずは、三井住友銀行から電話で督促が来ます。

「ご入金がないようですが、どのようになっていますか」と尋ねられます。

このとき、きちんといつまでに支払いをするという約束をして、期日までに入金ができれば大事になることはありません。

(2) 督促状が届く

電話での約束通りに支払いができなかった場合や、電話を無視して出ないで放置しておくと、銀行から支払いの督促状が届きます。

ここには、残高と未払いの金額、利息などが書かれているので、きちんと支払いをすれば、それ以上問題が大きくなることはなく、従前通り、分割払いで支払いをしていくことができます。

(3) 内容証明郵便で一括請求書が届く

督促状が来ても放置してしまい、3か月程度が経過すると、銀行から「内容証明郵便」で、借入残高の一括請求書が届きます。

カードローンの約定で、滞納金額が一定以上になると、期限の利益を喪失して、一括払いしなければならないことになっています。

なお、期限の利益とは、分割払いができる利益のことです。

内容証明郵便における一括請求書では、借金元本の一括請求だけではなく、遅延損害金も加算されています。

(4) プロミスが代位弁済する

内容証明郵便が届いても、多くの方は一括請求に対応することができないため、放置することになってしまいます。

すると、多くのケースで「プロミス(正式名称はSMBCコンシューマーファイナンス)」がカードローンの借金を代位弁済します。

代位弁済というのは、保証人(保証会社)が借金を代わりに支払うことです。

プロミスは現在、三井住友銀行グループの傘下に入っており、利用者が銀行カードローンの契約をするときに「保証会社」となっています。

そこで、債務者が返済を滞らせた場合には、保証会社であるプロミスが全額で立て替え払い(代位弁済)します。

保証会社が代位弁済した場合、保証会社が新たな債権者となって、代位弁済した分の金額とそれに対する遅延損害金を請求してきます。

そこで、プロミスが三井住友銀行カードローンを代位弁済した場合には、プロミスから通知書が届き、代位弁済した金額と、これからはプロミスが債権者となることを告げられます。

この時点で三井住友銀行との関係は終了し、その後はプロミスとのやり取りによって借金問題を解決していかねばならない状態となります。

【参考】
強制執行に必要な債務名義とは?取得されてしまった場合の対処法
借金返済が不可能に!?代位弁済をされたら弁護士に相談を

(5) 訴訟を起こされる

プロミスが代位弁済した場合、プロミスは借金残金プラス遅延損害金の一括払いを求めてきます。
しかし、多くの方はそのような支払いに対応できないでしょう。

すると、プロミスから訴訟(貸金返還請求訴訟)を起こされます。

訴訟上で分割払いの和解などができれば良いですが、そういったことが不可能な場合には、裁判所で判決が出ます。

判決では、プロミスが三井住友銀行に代位弁済した借金残金の一括払いと遅延損害金、訴訟費用をすべて合計した金額を一括払いするように求められます。

(6) 強制執行される

判決が出ても支払えないので無視していると、プロミスから「強制執行」されます。強制執行というのは、いわゆる差押えのことです。

差押えの対象になるのは、銀行預金や生命保険、車などの動産、不動産、給料などの債権です。ありとあらゆる価値のあるものを差し押さえられる可能性があります。

いつなんどき、何を差し押さえられるかが分からないので、不安な生活を余儀なくされます。

裁判で判決が出たら、強制執行される前に、早めに対応すべきです。

【参考】借金滞納で給与を差し押さえられた!自己破産で解除できるのか?

3.三井住友銀行カードローンを返せなくなってしまった場合の対処方法

個人再生手続の概要やメリット・デメリットについて

それでは、三井住友銀行カードローンを返済できなくなったとき、どのように対応すれば良いのでしょうか?

検討すべき方法をいくつかご紹介します。

(1) 借り換え

1つは、借り換えです。

たとえば、労金や公庫などで、より金利の低い有利な借入をできる状態であれば、そういった低金利の借入をして、銀行カードローンを完済してしまったら、楽に支払いを継続できる可能性があります。

また、いわゆるおまとめローンを利用する方法もあります。

この方法は、三井住友銀行カードローン以外にも複数のサラ金やクレジットカードなどで借金している方に適した対応法です。

おまとめローンを利用すると、今までの複数の借金をすべて完済して、新たな借入先(おまとめローンの借入先。多くは銀行)一本にしぼって計画的に返済できるようになるので、状況が改善されることがあります。

ただし、おまとめローンでもそれなりに高い金利が発生しますし、必ずしも支払いが楽になるとは限らないので、利用前にはしっかりとシミュレーションすることが重要となってきます。

【参考】債務整理とおまとめローンの違い

(2) 立て替え払い

もう1つの方法が、親族などに立て替え払いしてもらう方法です。

ただし、あまり何度も立て替え払いをお願いしていると、親族に多大な迷惑をかけることになり、家族や親戚付き合いの中で居場所がなくなってしまったり、遺産相続の際にトラブルになってしまったりする可能性があるので、注意が必要です。

どうしても切羽詰まっているなら、一度頼んでみましょう。

また、親などに立て替え払いしてもらった場合、きちんと責任を取るため、その後分割でも良いので返済していくことをおすすめします。

もしも病気など、自分に責任のない事情で銀行カードローンを返せなくなってしまったときには、躊躇せずに周囲に相談してみることをおすすめします。

(3) 任意整理

おまとめローンを利用しても解決できないケースはありますし、立て替え払いもお願いできない、という場合もあるでしょう。

そのようなときには、債務整理を検討すべきです。

債務整理とは、借金返済が苦しくなった場合に負債を整理する法的な手続のことです。

債務整理には、任意整理と個人再生、自己破産という手続の種類がありますが、銀行カードローンを返せないならば、まずは「任意整理」の検討をおすすめします。

任意整理は、債権者と直接交渉をすることで、支払いの苦しくなった借金の返済方法や返済総額を決め直す方法です。

三井住友銀行カードローンを任意整理するときには、通常、代位弁済後ですから「プロミス」と交渉をすることになります。

プロミスによる代位弁済前に任意整理の手続を開始した場合でも、任意整理が開始されたらプロミスが代位弁済するので、やはりプロミスが債権者となります。

プロミスは、任意整理の話合いに応じるので、任意整理によって銀行カードローンの問題を解決することは可能です。

任意整理をすると、プロミスが代位弁済した金額(カードローンの残債プラスそのときまでに発生していた遅延損害金)と、任意整理を開始するまでに発生した遅延損害金については支払いが必要となりますが、手続開始後の遅延損害金や合意後の利息をカットできることが多いので、負債の総支払額が減ります。

借金支払いについて合意が成立すると、手続後、だいたい5年の間(毎月1回、60回払い)に借金を完済する必要があります。

・任意整理の具体例

Aさん(27歳、男性)は、三井住友銀行カードローンで100万円の借入をして、毎月5万円の返済をしていました。

この方は、残高が80万円になったときにカードローンを返済できなくなり、銀行から督促が来ても放置していたため、プロミスが代位弁済してしまいました。

プロミスが代位弁済した金額は、遅延損害金を足して83万円でした。
その後Aさんは、プロミスから83万円プラス遅延損害金(年率19.94%)の支払いをされたので、とうていそのような一括払いに応じられず、弁護士にご相談に来られて任意整理をすることになりました。

弁護士がプロミスと交渉した結果、毎月2万円ずつ、43ヶ月間支払っていく内容で合意ができました。

このように、三井住友銀行カードローンを返済できず、高額な一括払い請求を受けてしまっても、任意整理すると支払える範囲内の金額に抑えられることもあるので、諦めずに、弁護士までご相談ください。

4.どうしても三井住友銀行カードローンを返せない場合の対処方法

ただ、銀行カードローンの残額が多額になりすぎて任意整理でも解決できないケースや、病気や失業などで無収入となり、一切の支払いができないケースもあります。

そのような場合には、個人再生や自己破産という別の債務整理方法によって解決することが可能となります。

以下で、それらの方法について、ご説明します。

(1) 個人再生

個人再生は、裁判所に申立をすることにより、負債の支払い額を大幅に減額してもらえる手続です。

個人再生の最低弁済額は負債の残額によって異なりますが、特に財産がなければ、負債を全体として5分の1~10分の1にまで減額することができます。

たとえば、三井住友銀行カードローンで500万円借りて支払いができなくなったら、銀行やプロミスから500万円+遅延損害金の請求をされてしまいます。

任意整理をしても、60回払いが限度なので、毎月83000円以上の支払いが必要となり、そのような支払いが困難だという方も多いでしょう。

また、住宅ローンなど、他のローンを組んでいるケースもあり、できれば家を手放したくないというケースもあります。

このような場合、個人再生をすると、カードローンの借金を100万円にまで減額し、その後3年の間、毎月3万円弱を支払っていけば残りの借金が免除されます。

また、住宅ローンについてはそのまま支払いを継続し、家を守ることも可能となります。

個人再生を利用するためには、返済を継続していけるだけの収入が必要ですが、会社員や公務員、自営業やアルバイト、年金生活者など広く利用可能です。

個人再生による解決を検討されるならば、弁護士が相談に応じますので、お気軽にご相談ください。

【参考】個人再生で住宅資金特別条項を利用するための要件と注意点

(2) 自己破産

自己破産は、借金問題解決のための最後の手段です。

自己破産をすると、負債の支払い義務を全部免除してもらうことができます。銀行カードローンで限度額いっぱいの800万円を借りていても、手続後には一切の支払いが残りません。

ただし、破産者は、生活に必要な最低限の財産を超えるものを持っていることが認められず、破産手続が始まった時点でいったん財産を清算されてしまいます。

そこで、家を所有している場合などには、その家を失うことになりますし、一定以上の預貯金や生命保険、車なども手放すことになります。

破産者が手元に残すことができる資産は、現金なら99万円までであり、預貯金などの個別の資産であればそれぞれ20万円程度までとされている裁判所が多いです。

つまり、自己破産をしても、約100万円の資産は手元に残すことが認められているということです。

また、破産手続開始決定後に得た財産は基本的には自由財産なので、破産者が自分のものとすることができます。

自己破産後にお金儲けをするのは自由ですし、給料などを取られることもありません。

自己破産が適しているのは、銀行カードローンやその他の負債が膨らみすぎて、他の債務整理手続で圧縮しても返済できない場合や、収入が足りず個人再生ができない場合、無職無収入や病気などの事情で一切の返済ができない場合などです。

自己破産をしても、世間で思われているほどのデメリットはないことが多いので、借金が返せないなら、傷が浅いうちに自己破産に踏み切った方が良いケースがあります。

自己破産しようかどうか迷われているならば、弁護士がアドバイスいたしますので、お気軽にご相談ください。

【参考】自己破産をしたら無一文!?破産と自由財産、その上限額について

5.まとめ

以上のように、三井住友銀行のカードローンを返済できずに放置していると、プロミスによる代位弁済が行われ、一括請求されてどんどん追い詰められてしまいます。

そのようなことになる前に、早めに債務整理で解決することが重要です。

任意整理を選ぶにしても、個人再生や自己破産を選択するとしても、債務整理を進める際には専門知識を持った弁護士のサポートが必要です。

どの手続が向いているか分からない場合でも、弁護士が適切なアドバイスをいたしますので、なるべくお早めに泉総合法律事務所にご相談ください。

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