大手消費者金融、街金、サラ金、闇金は何が違う?悪徳業者に要注意!

借金

大手消費者金融、街金、サラ金、闇金は何が違う?悪徳業者に要注意!

お金を借りる先には、銀行のほかにも消費者金融や街金がありますが、「大手消費者金融」と「街金」にはどのような違いあるのでしょうか。

ここでは、「大手消費者金融」と「街金」の違いと合わせて、よく混同されがちな「サラ金」「闇金」の違いも解説します。

1.消費者金融とは

「大手消費者金融」と「街金」の違いをご説明する前に、「消費者金融」とは何かについて解説します。

「消費者金融」とは、一般消費者を相手に無担保で小口融資をおこなう貸金業者のことを言います。
ここでいう無担保の小口融資とは、一般的に「カードローン」または「キャッシング」と呼ばれているものです。

個人に対する信用のみを担保に、個々人に対してあらかじめ限度額を定めて、その限度額までなら繰返し何度でも借入ができる、使途目的を問わないローンです。

カードローンを取り扱っている業者は、消費者金融以外にも銀行、信販会社がありますが、その中でもカードローンに特化しているのが消費者金融です。

1970年代には主にサラリーマンを対象に融資をおこなっている業者が多かったため、「サラリーマン金融」、略して「サラ金」と呼ばれていました。
1980年代以降は、融資の対象が女性会社員や自営業者、アルバイト、パートなどに広がっていったことから「消費者金融」という呼称の方が多く使われるようになっています。

「サラ金」という言葉に悪いイメージを持たれている方も多いです。
確かに、かつての消費者金融は高利で貸付け、返済できないとなれば厳しく取り立てるため「サラ金地獄」という言葉もあったぐらいですから、そのイメージが拭えないのも仕方ないかもしれません。

そのような悪いイメージを払拭する意味でも、近頃は「サラ金」という言葉はあまり使われなくなってきています。

2.貸金業法

消費者金融業をおこなうためには、国または都道府県知事へ「貸金業者」として登録をおこなわなければなりません。
そして「貸金業法」に基づいて業務を営むことが義務付けられています。

貸金業法とは、消費者金融や信販会社、クレジットカード会社が貸金業を営む上で従うべき法律です(銀行は「銀行法」という別の法律に従います)。

かつては「貸金業規制法(貸金業の規制等に関する法律)」という名称でしたが、2007年(平成19年)に改正がおこなわれ「貸金業法」と呼ばれるようになりました。
この法改正により、先ほどお話した「サラ金」のイメージの元凶となっていた「高利でたくさん貸付ける」ことと、「返済できないときの厳しい取り立て」が禁止されました。

貸金業法で定められている事柄に関して、以下で詳しく解説します。

(1) 総量規制

貸金業者は、一人に対して年収の3分の1までしか貸してはいけません。
たとえば、年収が300万円の人には、100万円までしか貸してはいけないということです。

複数業者から借りる場合は、その合計が年収の3分の1までということになっています。

(2) 上限金利

貸金業法により、貸金業者からの借入金利の上限が15%~20%に引き下げられました。
ちなみに、改正前までの上限は出資法で定められていた29.2%でした。

(3) 取り立ての行為規制の強化

正当な理由なく、早朝〜深夜の電話・訪問、自宅以外の職場などに電話やFAXを送るなど、社会問題にもなっていた厳しい取り立て行為が禁止されました。

3.大手消費者金融と街金の違い

消費者金融の概要が分かったところで、次に「大手消費者金融」と「街金」の違いについてみていきましょう。
大手消費者金融と街金はどちらも消費者金融業者であり、個人向けに無担保で小口融資をおこなっていることに変わりはありません。

「大手消費者金融」はその名の通り、「大手」として全国規模で事業展開をしている消費者金融業者です。
その中でも代表的なものに「アコム」、「アイフル」、「プロミス」、「モビット」などがあります。テレビCMやインターネット広告でよく見聞きする機会も多いのではないかと思います。

それに対して「街金」は、もっと小規模な、いわば地元の消費者を対象にした中小の消費者金融業者です。
街中のビルの一角に店舗を構えていることが多いことから、このように呼ばれるようになったと言われます。

次に、大手消費者金融、および街金を利用するメリットとデメリットについてみていきましょう。

(1) 大手消費者金融のメリット・デメリット

①メリット

・全国展開しているのでどこでも借りられる。
・大手の消費者金融は銀行と提携しているところもあるため、安心感がある
・新規の無利息サービスなど、返済負担を減らせるサービスがある

②デメリット

・申し込み審査が「街金」に比べると厳しい

(2) 街金のメリット・デメリット

①メリット

・審査が早い
審査に通りやすい

②デメリット

・金利が少し高い傾向がある
・貸出金額が少ない場合がある
・返済期間が短い場合がある
・借りやすいがために、借りすぎてしまう危険がある

街金は、大手消費者金融に比べると借りやすいのがメリットです。

なぜならば、街金を利用する人の多くは大手消費者金融の審査を通過できなかったため、街金では大手より審査基準を甘くして、お金を借りてもらいやすくしている傾向があります。

しかし、街金としても、審査を甘くした分のリスク回避をとらなければならなくなります。

そのリスク回避のために、たとえば、デメリットにあるような、金利を大手より高くしたり、そもそもの貸出しを少なくしたり、短期で回収できるようにするなどの工夫をしています。

利用者としても、街金は大手消費者金融より借りやすい分、リスクがあることを十分に認識しておく必要があります。

4.街金と闇金の違い

ここで注意していただきたいのが「街金」と「闇金」との違いです。
多くの方が、「消費者金融」、「サラ金」、「街金」、「闇金」を混同しているようです。
ここまでお話してきましたとおり、そのイメージは別として、業態は消費者金融=サラ金=街金です。
しかし「闇金」はこれらとは全く別物になります。

(1) 闇金とは

闇金」とは、貸金業者として正式に登録することなく、個人に高金利で融資をおこなっている違法業者のことです。
消費者金融や街金といった正式な貸金業者の審査には通過することができない多重債務者などにダイレクトメールや電話をかけ、弱みに付け込むような悪質な手口でお金を貸付けてきます。

近頃は「ソフト闇金」といって、堂々とインターネットで公式サイトを持っているところもありますので注意が必要です。

(2) 闇金と街金の見分け方

しかし、いくら注意をしていても、お金に困っているときは冷静な判断ができない可能性は大いにあります。
しかも、大手消費者金融ならまだしも、「街金」か「闇金」か、名前を見ただけで判断することは難しいでしょう。
そこで、申込みをする前に正規に登録している貸金業者かどうか(闇金業者ではないか)しっかりと調べることをおすすめします。

①登録貸金業者かどうかを調べる方法

金融庁のホームページに【登録貸金業者情報の検索】サービスが設置されています。
ここで検索して検索できなければ、正式に登録している貸金業者ではないことが分かります。

登録貸金業者情報検索入力ページ

②闇金業者ではないか調べる方法

日本貸金業協会のホームページに、【悪質業者の検索】サービスが設置されています。
ここで検索してヒットすれば、闇金業者であるということがわかります。

悪質業者の検索 クイック検索

5.借金問題は泉総合法律事務所へ

借金をして返せなくなったからといって、大手消費者金融、街金を問わず、安易に次の借入先を探すことはおすすめできません。もし借金問題でお困りであれば、私ども泉総合法律事務所にお早めにご相談ください。

借金を繰り返すことは問題が大きくなるだけで、根本的な解決策にはなりません。借金問題は金額が膨らんで身動きがとれなくなってしまう前に、早い段階で専門家に相談し、解決策を検討することが重要です。

当事務所では、大手消費者金融や街金以外にも、闇金からの借入でお困りの方からご相談を受け、数多くの案件を解決させてきました。闇金との対応をご自身で行うことは、精神的にも非常に大変なものです。ですので、もし闇金などからの悪質な取り立て業者でお困りの方は、まずは当事務所までご連絡ください。ご相談は何度でも無料です。

債務整理コラム一覧に戻る