借金返済 [公開日]2018年4月19日[更新日]2021年1月22日

消費者金融とは何か?わかりやすく解説|銀行、サラ金、闇金との違い

大手消費者金融、街金、サラ金、闇金の違い。借金問題は弁護士へ!

急なお金が必要になった時、「消費者金融」を利用する方は非常に多いです。

消費者金融は「個人向けの無担保融資を中心に営業を行っている貸金業者」という意味で用いられることが一般的です。

銀行などに比べれば歴史の浅い金融業と言え、銀行カードローンなどの他の借入先とは異なる、消費者金融ならではの特徴も存在します。

今回は、消費者金融とは何なのかを初め、「銀行」「サラ金」「闇金」などとの違いも解説します。

1.消費者金融とは

まず、「消費者金融」とは何かについて解説します。

(1) 消費者金融の特徴

「消費者金融」とは、一般消費者を相手に無担保で小口融資をおこなう貸金業者のことを言います。

個人に対する信用のみを担保に、個々人に対してあらかじめ限度額を定めて、その限度額までなら繰返し何度でも借入ができる、使途目的を問わないローンです。

カードローンを取り扱っている業者は、消費者金融以外にも銀行、信販会社がありますが、その中でもカードローンに特化しているのが消費者金融です。

特徴は、一般的な個人の消費者を対象としている点と、貸金業を専門にしていることです。

【消費者金融=サラ金】
消費者金融は、1970年代には主にサラリーマンを対象に融資をおこなっている業者が多かったため、「サラリーマン金融」、略して「サラ金」と呼ばれていました。
しかし、1980年代以降は、融資の対象が女性会社員や自営業者、アルバイト、パートなどに広がっていったことから「消費者金融」という呼称の方が多く使われるようになっています。

(2) 貸金業法について

消費者金融業を行うためには、国または都道府県知事へ「貸金業者」として登録をしなければなりません。
その上で、「貸金業法」に基づいて業務を営むことが義務付けられています。

貸金業法とは、消費者金融や信販会社、クレジットカード会社が貸金業を営む上で従うべき法律です(銀行は「銀行法」という別の法律に従います)。

貸金業法で定められている事柄に関して、以下で詳しく解説します。

総量規制(限度額)

貸金業者は、一人に対して年収の3分の1までしか貸してはいけません。
たとえば、年収が300万円の人には、100万円までしか貸してはいけないということです。

複数業者から借りる場合は、その合計が年収の3分の1までということになっています。

【年収などで嘘をついて消費者金融から借り入れるとどうなる?】
審査に通るために、嘘の年収や勤務先などを記載した場合はどうなるのでしょうか。
氏名・住所・勤務先などは、本人確認資料の提出や勤務先への在籍確認の電話などが行われることで、また、年収を本来よりも高く記載した場合も、源泉徴収票の提出などで虚偽記載が判明する可能性があります。
この場合、詐欺罪や有印私文書偽造・同行使罪といった罪に問われる可能性があります。
なお、嘘の年収などを記載したとしても債務整理自体を行うことは可能ですが、「業者が虚偽記載を理由に和解に応じることを渋る」「自己破産で管財事件になる」などの不利益が生じる可能性があります。

上限金利

2007年(平成19年)の改正により、貸金業者からの借入金利の上限が15%~20%に引き下げられました。
ちなみに、改正前までの上限は出資法で定められていた29.2%でした。

取り立ての行為規制

早朝〜深夜の電話・訪問、自宅以外の職場などに電話やFAXを送るなど、かつては社会問題にもなっていた厳しい取り立て行為が禁止されています。

2.消費者金融と他の借入機関の違い

次に、消費者金融とその他の借入ができる業者の違いについて説明をします。

消費者が借金できる業者としては、消費者金融の他、クレジットカード会社と銀行カードローンがあります。

(1) 消費者金融とクレジットカード会社の違い

消費者金融とクレジットカード会社は、どちらも貸金業法に基づいて貸金業登録をしている「貸金業者」です。適用している利率、取り立て方法もほとんど同じです。

消費者金融とクレジットカード会社の大きな違いは、貸金以外の業務を行っているかどうかという点です。

消費者金融は、単純に「お金を貸し付けて、利息をつけて取り立てる」という業務しかしていません。

これに対しクレジットカード会社は、商品やサービスの立替払いを行っています。
利用者が商品やサービスを購入するとき、クレジットカード会社が立替払いをして、利用者はクレジットカード会社に立替金を支払うのです。

このような、クレジットカード会社による立替払いのサービスのことを、「ショッピング」と言います。
これに対し、クレジットカード会社から借金する方法のことを、キャッシングと言います。

ショッピングの1回払いや2回払いの場合、通常手数料はかかりません。
また、クレジットカードを利用すると、ポイントがついていろいろな特典が受けられることも多いです。

しかし、クレジットカードでキャッシングをするときには、消費者金融と全く同じことになります。

クレジットカードでの借金については、以下のコラムで詳しく解説しています。

[参考記事]

クレジットカードの滞納で借金地獄|返せない場合の対処法

(2) 消費者金融と銀行系カードローンの違い

銀行系カードローンは、銀行が預金を担保にして預金の利用者に貸付をする制度です。
通常は、その銀行で口座を開くと、銀行カードローンを利用することができます。

銀行カードローンと消費者金融には大きな違いがあります。

①機関自体の違い

消費者金融は、貸金業登録をしている貸金業者としての消費者金融会社です。
これに対し、銀行カードローンの貸付人である銀行は、貸金業者ではありません。銀行法という法律によって認められている「銀行」という資格を持った機関です。

貸金業者ではないので、貸金業法ではなく銀行法による規制を受けます。

銀行として認められるためには、消費者金融より厳しい要件をクリアしなければなりません。

また、銀行が行っている業務は非常に幅広いです。消費者だけではなく法人や事業者にも貸付をしますし、消費者用ローンだけではなく、教育ローン、事業用ローン、住宅ローンなど多種多様な貸付をしています。

貸付業務だけではなく、外国為替取引や預金の業務、投資信託などの業務も行っています。

②総量規制の有無

先述の総量規制(年収の3分の1までしか借入ができないという規制)を受けるのは、貸金業者のみです。
銀行は、総量規制による影響を受けません。

すでに多額の借入をしていても、銀行カードローンなら利用することができてしまうのです。

【消費者金融・カードローンの同時申込、複数申込は可能?】
審査で落ちる事も考えて2カ所以上同時に申込を申請する人もいますが、「同時申込」「複数申込」は審査担当者に対しては良い印象にならず、審査上プラスになりません。申込情報は各業者間で共有されてしまうため、審査担当者からしてみれば「なぜ一度に何社も申し込みをするのだろう?本当にお金を貸しても大丈夫か?」と疑うのです。
同時申込、複数申込は「申込ブラック」と言われることもあるので、むやみに申込を繰り返さないようにしましょう。

③利率の違い

銀行カードローンと消費者金融(サラ金)では、適用される利率が異なることが普通です。基本的に、銀行カードローンの方が安くなります。

消費者金融の場合、年率は15%かそれ以上になることもありますが、銀行カードローンなら10~13%程度になることが多いです。

これは、銀行は母体が大きく経営体力があること、保証会社がついていること、銀行は信用が高いので優良顧客が利用すること、預金を利用するものにしかカードローンを使わせないこと(預金が担保になる)などが理由となっています。

同じ借金をするならば、消費者金融よりも銀行カードローンを利用した方が利率も低く楽に返済できるケースが多いかもしれません。

④滞納したときの影響

消費者金融と銀行とでは、滞納したときの影響が異なります。

銀行は、長期滞納すると、保証会社が代位弁済してしまいます。

銀行カードローンの保証会社になっているのは、アコムやプロミスなどのサラ金会社やカード会社、信販会社などの貸金業者です。
代位弁済後は、こうした保証会社が債権者となって厳しく督促してくることになります。

[参考記事]

代位弁済をされたら弁護士に相談を!|住宅ローン・カードローン

また、銀行カードローンを滞納すると、預金口座を凍結されてしまい、そこから取り立て(相殺)が行われる可能性があります。
給与振込口座や水道光熱費の引き落とし口座を凍結されると影響も大きいので注意が必要です。

[参考記事]

債務整理をすると銀行口座が凍結される?

このように、それぞれの借入機関のメリット・デメリットは一概には言えません。

3.サラ金(街金)と闇金の違い

次に、サラ金(消費者金融)と闇金(ヤミ金)の違いについても確認しておきましょう。

多くの方が、「消費者金融」、「サラ金」、「街金」、「闇金」を混同しているようです。
そのイメージは別として、業態は消費者金融=サラ金=街金(いわば地元の消費者を対象にした中小の消費者金融業者)です。

しかし「闇金」はこれらとは全く別物になります。

(1) 闇金とは

「闇金(闇金融・ヤミ金)」とは、貸金業者として正式に登録することなく、個人に高金利で融資を行っている違法業者のことです。

日本では、貸金業を営業として行う場合、「貸金業」の登録をしなければなりません。登録せずに勝手に営業すると違法ですし、罰則も適用されます。
当然、まともな消費者金融やサラ金、街金は、すべて貸金業登録をしています。

貸金業者には、貸金業者としての登録番号があります。プロミスやアコムなどのサイトをよく見ると、貸金業登録番号が書いてあるでしょう。

反対に言うと、登録番号がない業者は違法業者(闇金)ですので、利用してはいけません。

闇金の特徴は以下の通りです。

利息制限法を守らない

消費者金融やサラ金は、利息制限法による制限利率を守っています。

利息制限法とは、お金を貸し付ける際につける利息の限度を規定している法律です。

闇金業者の場合、利息制限法に従わず、平気で「10日で1割」などの利息を設定してきます。

悪質な取り立て

闇金は取り立て規制も守らないので、どのような嫌がらせでも行ってくるでしょう。

深夜早朝無関係に電話をかけ続ける・自宅を訪問することもありますし、家族を脅迫することもあります。
勤務先にまで電話をかけたり、取り立てに来たりすることもあるようです。

(2) 闇金の見分け方

いくら注意をしていても、お金に困っているときは冷静な判断ができない可能性は大いにあります。
しかも、大手消費者金融ならまだしも、名前を見ただけで闇金かどうかを判断することは難しいでしょう。

そこで、申込みをする前に正規に登録している貸金業者かどうか(闇金業者ではないか)しっかりと調べることをおすすめします。

金融庁のホームページに【登録貸金業者情報の検索】サービスが設置されています。
ここで検索して検索できなければ、正式に登録している貸金業者ではないことが分かります。

登録貸金業者情報検索入力ページ

また、日本貸金業協会のホームページに、【悪質業者の検索】サービスが設置されています。
ここで検索してヒットすれば、闇金業者であるということがわかります。

悪質業者の検索 クイック検索

なお、弁護士が介入すると、闇金は身を引いてくれることがほとんどです。

そもそも闇金は、無登録で貸金営業をしている、出資法を超えた金額で貸付をしていること自体が犯罪です。

「闇金から借り入れてしまった」という場合には、放置せずに一日でも早く弁護士にご相談ください。

[参考記事]

闇金被害は弁護士依頼で解決できます!

4.借金問題の解決は泉総合法律事務所へ

借金を繰り返すことは、問題が大きくなるだけで根本的な解決策にはなりません。
借金問題は金額が膨らんで身動きがとれなくなってしまう前に、早い段階で専門家に相談し、解決策を検討することが重要です。

泉総合法律事務所では、消費者金融や銀行以外にも、闇金被害でお困りの方からご相談を受け、数多くの案件を解決してきました。

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[参考記事]

消費者金融からの借金が返せない場合の流れと解決策を解説

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