きらぼし銀行(旧八千代銀行)カードローンの借入が返せない!

借金返済

きらぼし銀行(旧八千代銀行)でお金を借りている方必見です。

借金をするときは、誰しもが「返せる」つもりで借りるものです。しかし、実際には、病気、リストラ、減給といった借金後に発生する事情で、銀行のローンを返済できなくなる場合も少なくありません。

今回は、きらぼし銀行(旧八千代銀行・旧東京都民銀行)でローンを組んだ後、返済できなくなってしまった場合の対応方法について解説します。

1.きらぼし銀行(旧八千代銀行・東京都民銀行)カードの特徴

きらぼし銀行は、八千代銀行、東京都民銀行、新銀行東京の3つの銀行が合併して、2018年5月1日から業務をはじめた新しい銀行です。東京都を中心に、リテールバンキング(終章企業・消費者向けの銀行商品)を重視した営業を展開しています。

なお、3つの銀行が合併して間もないため、きらぼし銀行のカードローンは、八千代銀行が提供していたものと、東京都民銀行が提供していたものが併存しています。

(1) きらぼし銀行カードローンの利用条件

現在、きらぼし銀行が提供するカードローンには、八千代銀行が提供していたもの(プラスユーネクスト)と東京都民銀行が提供していたもの(パーソナルカードローン)の2種類があります。

それぞれの利用条件は、下記の表のとおりです。元々は別の銀行であったため、カードローンの諸条件もかなり異なります

プラスユーネクスト パーソナルカードローン
申込み条件 下記のすべてを満たし、銀行の審査に通過し保証会社の保証を受けられる人

  • 申込み時の年齢が満20歳以上、満64歳未満
  • 今後も安定した収入が見込まれること
  • 当行において他のカードローン契約がないこと
下記のすべてを満たし、銀行の審査に通過し保証会社の保証を受けられる人

  • 申込時の年齢が満20歳以上満60歳以下
  • 日本国籍のある方、または永住権のある方。
  • 安定した収入があり租税公課の滞納がない
  • 給与所得者は税込年収が150万円以上、個人事業主は、申告所得が100万円以上(専従者給与(控除)を加算可能)
  • 勤続(営業)年数1年以上
契約期間 3年

  • 契約期間満了時に、審査後同期間の更新
  • 満64歳は更新不可(更新時)
1年ごとに審査の上自動更新

  • 満64歳以上は更新不可(更新時)
口座開設 必要 不要
担保 不要 不要
保証人 保証会社(オリエントコーポレーション)を利用するため不要 保証会社(とみん信用保証株式会社)を利用するため不要
融資目的 健全な消費性資金(事業に使うことは不可)

旧八千代銀行、旧東京都民銀行は共にリテール商品を重視していた銀行でした。そのため、大手都銀のカードローンよりも融通の利いた融資条件となっています。

プラスユーネクストでは、申込者本人に収入のない場合でも、配偶者の方に安定した収入があれば、限度額30万円の申込みは可能です。

また、パート・アルバイト、年金受給者でも限度額30万円の申込みをすることができます。しかし、学生の申込みはできません。

パーソナルカードローンでも、自営業者の場合には専従者給与(控除)の加算が認められています。

なお、いずれのカードローンでも保証会社の利用が必要です。プラスユーネクストでは、オリエントコーポレーション、パーソナルカードローンではとみん信用保証の保証を受けることになります。

保証会社に支払う保証料は、毎月の利息に含まれているので、別途請求されることはありません。

(2) きらぼし銀行カードローン金利と借入限度額

きらぼし銀行のカードローン商品の金利と借入限度額は下の表のとおりです(2018年5月1日現在)。

最新の金利情報については、きらぼし銀行のウェブサイトなどでご確認ください。

商品名 プラスユーネクスト パーソナルカードローン
貸付金利 年3.4%~14.8%(変動金利)

  • 短期貸出最優遇金利が基準利率となる
  •  融資利率の見直しは、毎月の第1営業日に行われる
  • 変更後の融資利率はその月の利息支払日より適用|
  • 利息は毎月10日に計算を行い、前1ヵ月分を貸越残高に組み入れます(付利単位は100円・1年を365日とする日割計算)
年9.8%(固定金利)

利息は毎月7日(銀行休業日の場合は翌営業日)に前1ヶ月分(日割)が貸越残高に加えられる(付利単位は100円・1年を365日とする日割計算)

貸付限度額 30・50・100・150・200・300万円(6種類) 30万円、50万円、100万円の3種類
金利特典 特になし 下記の項目に1つごとに年0.5%(最大年2.0%)金利優遇

  • 公共料金(電気・ガス・水道・電話・NHK受信料)のうち3種類以上の自動支払い
  • 給料自動受取または年金自動受取
  • 積立定期預金または財形預
  • クレジットカード

(3) 申込み・審査・契約の流れ

きらぼし銀行カードローンの申込みは、商品によって取り扱い店舗が異なることに注意が必要です。

プラスユーネクストは「旧八千代銀行の支店」、パーソナルカードローンは「旧東京都民銀行の支店」に申し込む必要があります。

手続きの流れ プラスユーネクスト パーソナルカードローン
申込み窓口 ウェブ・本支店窓口・FAX 本支店窓口もしくはFAX
必要な本人確認書類 以下の書類のいずれか

  • 運転免許証
  • パスポート
  • 健康保険証+住民票
  • 健康保険証+公共料金の領収証(携帯電話料金は不可)
以下の書類のいずれか

  • 運転免許証
  • 健康保険証+ 公共料金の領収書
審査日数 2営業日程度(即日融資不可) 数営業日(即日融資不可)
土日融資 不可 不可
本契約 本契約には来店が必要

ローン取扱店舗に口座がない場合には、返済用口座の開設が必要

本契約は下記の書類を持参した上での来店が必要

  • 本人確認資料(運転免許証、パスポート、住民票,印鑑証明書、健康保険証+公共料金の領収証または請求書のいずれか)
  • 前年の所得を証明する書類(住民税決定通知書、確定申告書控、納税証明書、源泉徴収票のいずれか)
融資実行 振込みによる融資実行+ローンカード発行 ローンカードによる融資実行

 

(4) 返済方法

きらぼし銀行のカードローンの返済は次の表の通りです。

プラスユーネクスト パーソナルカードローン
返済方式 元利定額リボルビング方式
約定返済日 毎月10日 毎月7日
返済方法 返済用口座による引き落とし
(ローンカードによる随時返済も可能)
指定口座から引き落とし
(ローンカードによる随時返済も可能)

なお、毎月の返済額は、融資限度額・借入残高に応じて次の金額となります。

プラスユーネクスト パーソナルカードローン
融資限度額 月々返済額 借入残高 月々返済額
30万円 1万円 50万円以下 1万円
50万円 1万円 50万円超 2万円
100万円 2万円
150万円 3万円
200万円 3万円
300万円 4万円

2.返済が滞ったらどうなる?

次に、きらぼし銀行のカードローンが返済できなくなったときの流れについて確認しておきましょう。

(1) 電話連絡

カードローンの約定返済日に返済額の引き落としがされなかったときには、きらぼし銀行の担当者から電話で連絡があります。この電話連絡は契約時に登録している番号になされます。

したがって、延滞してもいきなり自宅や勤務先に電話がかかってくることはありません。

なお、銀行にはローンの取立事務も保証会社などに委託している場合が少なくありません。

したがって、カードローン延滞の場合には、きらぼし銀行ではなく保証会社(オリエントコーポレーション・とみん信用保証)や他の債権回収業者から督促の連絡や通知が届く場合もあります。

(2) 書面での督促、代位弁済

電話連絡でも延滞が解消されないときには、書面で督促されることがあります。自宅にきらぼし銀行(もしくは保証会社)から、延滞内容を記した書面が届きます。

また、延滞が2ヶ月以上になると、保証会社によって代位弁済がなされる場合もあります。

代位弁済によって、カードローンは解約となり、債権者がきらぼし銀行から保証会社(オリエントコーポレーション・とみん信用保証)に変わります。

カードローンの解約によって、残債務は一括で返済しなければならなくなります。また、この際に、きらぼし銀行に預貯金があればローンの残高と相殺されます。

(3) 強制執行

さらに延滞が続くと、債権者(保証会社)から「支払督促」もしくは「民事訴訟」によってローン残高の返済を請求されます。

支払督促は、「どうせ返せないから」と放置してしまう人も少なくないようですが、放置してはいけません。

支払督促は、送達後2週間放置する(異議を述べなければ)と「裁判で負けた場合と同じ」扱いになってしまうからです。

支払督促や訴状が送達されてどうして良いか困ったときには、できるだけ早く弁護士にご相談ください。

支払督促や訴状を放置した結果、給料の差押えになれば、借金を返せてないことが勤務先にも知られてしまいます。

3.返せなくなってしまった場合

きらぼし銀行のカードローンの返済が苦しいと感じたときには、速やかに対応することが大切です。借金の問題は、放置するほど危険な状況になっていきます。

カードローンが返せなくなった場合の対処方としては、次の4つの方法があります。

  • 借り換え
  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

(1) 借り換え

借金の借り換えによって、毎月の負担額を減らせば、「いまは返せない借金でも返せるようになる」ことがあります。

特に、「ろうきん」や「公庫」から低利息で融資を受けられる場合には有効な方法です。また、きらぼし銀行以外からも借金があるときには、「借金を1つにまとめる」ことで、返済日の管理も楽になることが期待できます。

しかし、きらぼし銀行のパーソナルカードローンは、比較的金利の安いカードローンなので、借り換えても金利負担が軽くならない場合もあります。

また、借り換え時に必要以上の金額を申し込んだ場合や、長期の返済期間を設定したときには、返済総額が今までよりも膨らんでしまう場合もあります。

利息が下がっても返済期間が延びれば返済総額は増える」ことは少なくないので注意が必要です。

(2) 任意整理

返すことのできなくなった借金は、債務整理で解決できます。任意整理は最も一般的な債務整理の方法です。

任意整理では、将来の利息を免除してもらい分割返済をやり直すことで、借金を返しやすくします。銀行カードローンの利息は消費者金融よりは低いものの、決して安い利息とはいえません。

たとえば、プラスユーネクストで50万円借りているときの1ヶ月の利息は約6,000円です。この場合の毎月の返済額は1万円なので、毎月4,000円ほどしか借金は減っていないことになります。約定返済で支払う利息の総額は25万円を超えてしまいます。

きらぼし銀行以外に借金がないケースであれば、ほとんどが任意整理で解決できるでしょう。

(3) 個人再生

個人再生では、100万円を超える借金の一部を免除してもらえる場合があります。

たとえば、プラスユーネクストで300万円借りているときには、最大で100万円まで減額してもらえる可能性があります。

個人再生は、減額された借金を3年で分割返済することが原則です。100万円まで減額してもらえれば、毎月の返済額を1万円以上圧縮することができます。

また、カードローンのほかに住宅ローンを抱えている場合でも、「住宅ローン特則付きの個人再生」を利用すれば、マイホームを手放すことなくカードローンを解決することができます。

(4) 自己破産

病気や失職などで収入がなくなってしまった場合や、収入に対してあまりにも多額な借金を抱えてしまったときには、自己破産によって借金を清算して解決します。

きらぼし銀行のカードローンだけが原因で自己破産することはあまりないと思いますが、多重債務であるときには、自己破産で解決すべき場合もあるかもしれません。

持ち家のある方が自己破産すれば、持ち家の処分が不可避となります。

自己破産に追い込まれないためにも、借金の返済が苦しくなったときには、「さらに借金を重ねて返済を食いつなぐ」のではなく、できるだけ早く弁護士にご相談ください。

4.まとめ

借金が返せなくなったときには、早期に対応することがとても大切です。借金問題は対応が遅くなるほど、解決の選択肢が減っていきます。また、1日もはやい再起のためにも、収入・財産・借金の状況に応じて最善の解決方法を選択する必要もあります。

借金でお困りの時には、借金問題の経験が豊富な弁護士のサポートが必須です。借金の返済が苦しいと感じたときには、泉総合法律事務所までお気軽にご相談ください。

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