借金返済 [公開日]2018年6月22日[更新日]2019年8月9日

彼氏の借金が発覚!結婚しても大丈夫?

「結婚を約束していた彼氏の借金が発覚しました。素敵な人ですが、多額の借金があると分かれば、その後の生活も不安で一杯です。このまま結婚しても良いのでしょうか…」

結婚前提で付き合っている彼の借金が発覚した場合、誰でも一瞬パニックになってしまうことでしょう。

しかし、そこで慌てても事が進みません。そのときは、まず冷静に状況を把握し、解決方法を模索することが肝心です。

今回は、彼氏の借金が発覚した場合、彼女としてするべきことや、その後の対応についてご提案します。

1.借金が発覚した場合の最初の対応

彼氏が借金をカミングアウトしてきた場合(もしくは彼氏が隠していた借金の事実を知ってしまった場合)、彼女としては、まずは借金額と月収のヒアリングをしましょう。

(1) 借金の理由と金額・月収を聞く

多額の借金があっても、月収が多ければそれほど困ることはないかもしれません。

しかし、月収が少ないのに、大した理由もなく(もしくはパチンコやギャンブルなどの理由で)業者から100万円以上借りていて、毎月何万円以上も返済に充てなければならない状況であれば一大事です。

収入に見合わない多額の借金をする人は、金銭感覚に乏しい可能性が高いです。
月収と借金総額と月々の返済額を見比べ、この先、返済可能かどうか把握することが第一です。

確かにお金のことは聞きにくいものですが、今後どうするか決めるためにも、意を決して、しっかりと聞きましょう。

借金額を聞くときのコツは「問い詰めない」ことです。男性はプライドが高いので、お金のことで女性から責められると、お互いの関係が悪くなる可能性があります。

また、詰問口調で追い詰めると、相手が正確な情報を言わない可能性があります。
とにかく冷静に、感情的にならず、相手が正直に話せるような雰囲気にもっていきましょう。

【借金していた期間も確認】
借金をしていた時期によっては、利息を払い過ぎている可能性もあります。
特に、2010年以前にお金を借りている場合は、過払い金が発生している可能性もあります。
高額の借金があり、2010年以前から借金し続けている場合は、法定利息を上回る利息を払っている可能性があるので、実は借金は残っていないかもしれません。心当たりがある場合は、専門家に相談することをおすすめします。

(2) 彼氏の態度をチェックする

彼氏の借金理由と並んで、彼氏の態度も今後どうするかの決定打になるでしょう。

返済の意思がない

借金の話をしても、きちんと返済する意思が感じられない場合は、いい加減な性格なのかもしれません。結婚後に何かトラブルがあっても、自分で責任をとらない可能性大です。

借金の考え方が甘い

多額の借金を抱えていても、具体的な返済計画も立てず、「きっと何とかなるだろう」という甘い見通しを持っているなら要注意です。

金銭感覚はなかなか修正できません。

話し合いにならない

もし、借金の話し合いをしても、借金の詳細を言わない、真面目に向き合わない、聞く耳を持たない、という状況であれば、結婚を前に進めるのは危険かもしれません。

お金以外の点でも、一緒に問題解決していける相手ではないかもしれません。

お金の無心をしてくる

借金の話し合いをしていて、お金を貸して欲しいと言われたら、安易に応じることはやめましょう。

もちろん、事情にもよりますが、例えば浪費やギャンブルで作った借金払いのためにお金を無心してくるようであれば、結婚後はさらに頼られる可能性が高いです。

2.借金の清算方法

もし、彼氏が借金を抱えていても、借金に特別な事情があったり、返済に対する責任感が感じられたりする場合は、無理に結婚を諦めることはありません。

しかし、結婚するのであれば、今後の結婚生活のためにも、結婚前に借金を清算してもらうことをお勧めします。

以下、借金の清算をする手順を紹介します。

(1) 返済計画を立てる

彼氏の借金額と月収が分かったら、最初に収支表を作りましょう。

多額の借金を抱えている人でも「何となく借金が増えた」ということも多く、その場合は、家計管理がきちんとできていない可能性があります。

収支表を作って、無駄な支出はないか確認するだけでも、家計は抑えることが可能です。また、今後、不要な借金を作ることもなくなります。

収支の目標は、月収から生活費と借金返済を引いて2万円ほど余る状態です。というのも、日常生活では冠婚葬祭、急病など、臨時出費が必要なときがでてきます。

毎月ギリギリで貯金が0だと、緊急事態に対応できなくなるので、蓄えが全然ない場合は、少しでも収支に余裕を持たせることが肝心です。

(2) 支払い不能とわかった場合の対策

収支表を作ってみて、最低限の生活費と返済額の合計が月収を超えてしまう場合、支払い不能と判断せざるを得ません。

その際、一緒に返すのは控えた方が賢明です。借金の返済を手伝うと、結婚後もあてにされる可能性が大きいです。
責任感を持ってもらうという意味でも、彼氏の借金は、結婚前に自分で整理してもらいましょう。

借金の支払いがどうしてもできないときは、債務整理で法律的に借金を整理することが可能です。

債務整理には主に任意整理、個人再生、自己破産があり、収入や借金の状況に応じていずれかを選択します。

  • 任意整理…借金を減額する制度で、将来利息のカットと、支払期間を調整することで残りの返済をできるようにする。債権者との任意の話し合いだけでOKで、裁判所も介さずに手続きできます。
  • 個人再生…借金を大幅に減額する制度で、多額の借金を抱えた人に適している。借金をおよそ1/5まで圧縮できるが、安定的な収入があることが条件です。
  • 自己破産…借金を全額免除してもらえる制度(ただし、免責不許可事由があると原則として借金の免除がされません。)。財産は全て処分される点はデメリット。しかし、20万以上の財産がなければ、特にもっていかれるものもない。99万円以下の現金は手元に残せます。

債務整理=破産というイメージを持つ人も多いと思いますが、債務整理で一番多いのは任意整理です。
もし、利息だけで火の車という場合は、任意整理でも十分返済の見通しが立ちます。

3.債務整理した場合のメリットとデメリット

(1) メリット

①取り立てがなくなる

債務整理をした場合は、以後借金の取り立てがなくなります。

結婚後も返済の督促に怯える必要がないので、心機一転、2人で新しい生活を築くことが可能です。

②借金が減り、貯金ができる

任意整理、個人再生を選べば借金は減額、自己破産をすれば借金は全額免除です。

債務整理をすると、無理のない返済計画が立てられるので、赤字だった収支も、黒字にすることが可能です。

返済しながら、将来のために少しずつ蓄えることもできるようになります。

(2) デメリット

①しばらく借入ができない

債務整理をすると、いずれの制度を選択しても、以後5~10年は新たに借り入れをすることはできません。結婚前であれば結婚費用も借りられなくなります。

また、結婚後もブラックリストの登録が消えるまでは、彼氏名義で住宅や車のローンを借りることもできません。

ただし、その間も、配偶者名義などで借りることは問題ありません。ブラック期間中は収入のある家族の名義でローンを組むなどして乗り切りましょう。

ブラックリストについて詳しくは以下のコラムをご覧ください。

[参考記事]

信用情報機関の違い(CIC・JICC・JBA)とブラックリストに掲載される影響

②自己破産の場合は彼氏の財産も処分される

自己破産の場合には借金が免除される代わりに彼氏の財産が処分されます。

あなた自身の物が処分されることはありませんが、あなたが使っていた彼氏の財産は処分されることになります。

4.まとめ

結婚前提で付き合っている彼氏の借金は大問題です。

もし、借金理由が浪費やギャンブルで、返済の見通しも甘いようであれば、結婚を考え直すことも必要かもしれません。
しかし、やむを得ない事情の場合もあるので、まずはよく二人で話し合いをしましょう。

また、どうしても返せない場合は結婚前に債務整理するのが得策です。

泉総合法律事務所は債務整理の実績が豊富にあり、ご依頼者様それぞれにとって最善の解決法をご提案させて頂くことが可能です。相談は何度でも無料ですので、お困りであればぜひ一度お越しください。

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