彼女に借金を打ち明けるべき?結婚に影響しない解決方法はあるか

借金返済

今付き合っている彼女に「結婚してください!」と言いたいけど、借金があってプロポーズできない…

そのような人は決して少なくありません。

結婚を前提としている彼女には借金のことを打ち明けたほうが良いのでしょうか?また、黙って借金を解決する方法はないのでしょうか?

ここでは、交際相手に借金を打ち明けるべきかどうかと、結婚のためにその借金を解決する方法について解説します。

1.結婚前提の彼女に借金を打ち明けるべきか

結婚前提の彼女がいて借金を抱えている場合、そのことを彼女に打ち明けるべきかどうかは、ケースバイケースです。

なぜなら、打ち明けることで問題解決することもあれば、反対に破局を迎えることもあるからです。

お金の貸し借りに敏感な人は多いので、相手の性格、親の意見によっては、否定的な考えを持つこともあります。

しかし、お互いの関係によっては問題にならないこともあるので、一概にこうすべき、と言えない難しさがあります。

借金をカミングアウトするにしても、メリット、デメリットの両方があるので、それぞれ以下で解説します。

2. 借金を打ち明けるメリットとデメリット

(1) 借金を打ち明けるメリット

①隠し事がなくなる

結婚を前提に付き合っている人に、隠しごとをするのは辛いことです。

実際に、今こうしていても、言うべきかどうか悩んでいる人もいると思いますが、思い切って打ち明ければその悩みからは解放されます。

②結婚後のトラブルを防げる

結婚をしたら夫婦で生計を1つにしなければなりません。一緒に暮らしていれば借金はおのずとバレる可能性大です。

また、借金を隠したいがために、新婚早々完全別会計にするのは不自然でしょう。

やましいことがあるのでは?と勘繰られ、トラブルになるのは時間の問題です。

後々のことを考えた場合は、早めに打ち明ける方が良いでしょう。

③デートで見栄を張る必要がなくなる

借金があることを伝えれば、その後のデートで見栄を張る必要はなくなります。

借金があることが相手に分かれば、デート代も割り勘の流れになるでしょう。また記念日に無理して高価なプレゼントを用意しなくて済みます。

④一緒に困難を乗り越えた場合は絆が深くなる

借金を打ち明けて、相手の理解が得られた場合、問題を一緒に解決していくこともできます。

その困難を乗り越えて結婚に至れば、お互いの絆も一層深くなるでしょう。

もし、男性の経済力を期待している場合は、借金のカミングアウトで離れるかもしれませんが、過剰な期待を持たれてもいずれ破たんします。

お互いのことを知る意味でも、早い段階で借金を打ち明けるのは決して悪いことばかりではないのです。

(2) 借金を打ち明けるデメリット

①借金を理由にフラれる可能性がある

借金を打ち明けると、それを理由にフラれる可能性があります。

カネの切れ目は縁の切れ目、と言いますが、それはあながち嘘ではありません。

やはり女性にしてみれば、結婚するなら幸せな家庭生活を手に入れたいと思うので、相手の借金はマイナスポイントになります。

②信頼をなくす

借金があると「計画的にお金を使えない人」という印象を持たれます。

もちろん、中には家族の借金や連帯保証人などで、返済を肩代わりしている人もいるでしょう。そうした場合は少なくとも本人に対してネガティブな評価はされません。

しかし、浪費やギャンブルが原因の場合は、結婚するには頼りないと思われる可能性大です。

③相手の親から結婚を反対される

借金を抱えていることが相手の親に分かれば、結婚を反対されることもあります。

借金が理由で親に結婚を反対されたら、諦めざるを得ない展開になるかもしれません。

では、反対に、借金をこのまま黙っていたらどうなるのでしょうか?

(3) 借金を黙っているメリット

①今まで通り過ごせる

借金を黙っていれば、当面は今まで通り過ごすことができます。

彼女を不安にさせることも、自分に対してネガティブな思いを抱かせることもありません。

②借金を理由に結婚反対されない

結婚前に借金が判明すると、周囲から結婚を反対されますが、黙っていればそうしたこともありません。

結婚前は借金がバレる可能性は少ないので、少なくとも結婚式までは安心できます。

(4) 借金を黙っているデメリット

①精神的に辛い

借金を黙っていると、常に借金のカミングアウトについて悩み、いつかはバレるのでは?と不安が尽きません

辛い状況は依然続くことになります。

②結婚後は督促に怯える

結婚まで借金を黙っていた場合、結婚後の督促が心配です。

督促状を見られたら借金がバレてしまうので、新生活では心配が一層大きくなります。

③後でバレたときに信頼をなくす

借金を黙っていた場合、後でバレたときのダメージは大きいです。

借金だけでなく、嘘までついていたと思われたら、相手からの信頼を大きく損ねることになります。

④離婚問題に発展する可能性あり

借金が結婚してから発覚した場合、離婚問題に発展する可能性もあります。

借金を黙っていたことが分かったときのパートナーの受けるショックは相当なものです。金銭トラブルは離婚要因の上位を占めるので、やはり、黙っているのはリスクが高いです。

しかし、カミングアウトしたらしたで、結婚に反対される可能性もあります。

この問題を解決するには、思い切って借金を整理するのが一番です。

しかし、毎月の返済だけでも大変なのに、どうやって借金を整理すればよいのでしょうか?

3. 彼女に知られずに借金問題を解決するには

結婚を控えている人で、借金返済に困っている場合は、債務整理をすることをおすすめします。

債務整理は借金を法律的に整理する制度で、認められれば、借金を減額、または全額免除してもらうことができます。

債務整理は主に、任意整理、個人再生、自己破産の3種類があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

  • 任意整理…借金を減額できる制度です。任意整理後は原則3年で借金を返済するので、安定した収入があることが条件です。
  • 個人再生…借金を大幅に減額できる制度です。比較的額の大きい借金に適しており、原則3年で減額後の残債を完済します。そのため、返済できるだけの安定的な収入があることが条件です。
  • 自己破産…借金を全額免除する制度です。その代わりに資産価値が20万円以上の財産(ex 家、車など)は没収され、債権者に配当されます。

(1) 最も多いのは任意整理

債務整理の中で、最も多く選択されるのは任意整理です。

任意整理は借金の減額幅こそ少ないですが、将来利息の支払いをなくしてもらえるので、それだけでも随分楽になります。

また、任意整理の場合、裁判所を介さずに、債権者との話し合いだけで借金を減らすことが可能です。

個人再生や自己破産のように個人情報が官報に記載されることもないので、彼女にも家族にも内緒で手続きできる点もおすすめです。

さらに、任意整理は債権者を選べるので、保証人に迷惑をかけずに借金を整理することもできます。

・ブラックリスト対策

債務整理はいずれの手続きを選んでも、以後5~7年ブラックリストにのるので、新たにローンを組んだり、クレジットカードを使うことはできません。

結婚後の生活で唯一心配なのはその点です。結婚後は住宅、車など、何かとローンを組まなければならないシーンも増えてきます。

借金があったこと、債務整理をしたことを黙っている場合は、ブラック期間中の対策も必要です。

例えば、現金主義がポリシーであると伝えるか、暫くは賃貸で貯金をしたいなど、何かしら適切な理由を考えておく必要があります。

もしくは、いっそのことブラック期間であることを打ち明けるのも1つの手です。その上で、事故情報が消える時期の目安を伝えては如何でしょうか。

今はダメでもあと数年たてばローンが組める、と分かれば安心させることもできます。

どうしても債務整理したことを言いたくない場合は、結婚前にうっかりカードの延滞をした、などと伝えることで乗り切りましょう。

4. 結婚前後の債務整理について


結婚前、結婚後…債務整理のベストタイミングはいつでしょうか?

それぞれ想定されるメリット・デメリットをお伝えします。

(1) 結婚前に債務整理するメリット

①結婚前に借金を減らせる

結婚前に債務整理をすれば、多額の借金を抱えて結婚生活に入らずにすみます。

借金は新婚生活にも大きな影を落とすので、精神的にも楽になります。

②結婚生活で督促に怯えずに済む

債務整理後は督促も止むので、借金取りに怯える必要もありません。以後は計画通り返済すれば、パートナーにバレることもありません。

円満な新婚生活を送る上でも大きなメリットです。

③無理のない返済で結婚生活に余裕が生まれる

債務整理後の毎月の支払額は無理のない額に設定されるので、借金で新婚早々生活苦という事態は避けられます。

④自己破産すれば借金は帳消し

債務整理の中でも自己破産を選ぶと借金は帳消しになります。

結婚生活は借金のない状態からスタートできるので、心機一転、新しい生活を始めることができます。

(2) 結婚前に債務整理するデメリット

①結婚費用の借り入れができない

債務整理をすると新たな借り入れはできなくなります

結婚前に手続きをした場合は、結婚式費用を借入したり、新婚旅行でカードを使うことはできなくなります。

②結婚が先延ばしになる

債務整理には数か月から半年程度の時間が必要です。債務整理が終わってから結婚をする場合は、それだけ先延ばしになります。

(3) 結婚後に債務整理するメリット

①結婚を予定通り行える

債務整理を結婚後にする場合は、結婚するまでは何の問題もないので、予定通り式をあげることができます。

②結婚に際してローンを借りられる

債務整理前であれば、結婚費用を借入することもできます。

しかし、自己破産を前提として借り入れをした場合は、基本的に免責は認められません

債務整理するつもりであれば、新規の借入は控えましょう。

(4) 結婚後に債務整理するデメリット

①手続き前は新婚家庭に督促状が届く

結婚後に債務整理をすると、手続きするまでの期間は容赦なく督促状が届きます。

それをきっかけに、パートナーに借金がバレる可能性大です。

②精神的な負担が大きい

結婚後の債務整理は精神的な負担が大きいです。

任意整理であれば相手にバレずにことを進めることもできますが、それでも新婚の場合はプレッシャーも大きいです。

そう考えると、結婚後の債務整理は殆どいいことはありません。手続きをするならやはり結婚前にしておくことをおすすめします。

5. 債務整理が結婚生活に与える影響

債務整理が結婚生活に与える影響は、ブラックリスト入りすることで新規にクレジットカードを作れないこと、ローンを組めなくなることです。

しかし、あくまでも借り入れができないのは本人だけで、配偶者は関係がありません。

そのため、どうしてもローンを組まなければならないときは、配偶者名義にすることも検討しましょう。

その場合は、配偶者に収入があることが条件となりますが、一定の条件を満たせば借入は可能です。

・名字が変わってもブラックは消えない

結婚で名字を相手の姓に変えても、ブラック情報は消えません。

改姓した事実を伝えず、新姓でローンに申し込んだとしても、相手はお金のプロです。自社の情報網を使って徹底的に旧姓も調査します。

もし、そこで虚偽の申請と分かった場合は、ローンが審査に通る事はありません。

借入に際しての虚偽申請は、詐欺行為にもなるので、絶対にやめましょう。

6.まとめ

現在結婚予定があり、借金がある場合は、結婚前に債務整理することをおすすめします。

弁護士にご相談頂ければ、誰にも分からないように整理することも可能です。

結婚後に借金が発覚すると、最悪それが原因で破局することもあります。借金問題は早期解決が何より大事です。

泉総合法律事務所は、債務整理に強い弁護士が多く在籍しております。また、相談は無料で行っておりますので、お困りのことがあればお気軽にご相談下さい。

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