借金返済 [公開日] [更新日]

ホスト、キャバクラ通いで借金漬け……債務の解決方法は?

【この記事を読んでわかる事】

  • ホスト、キャバクラは何故のめり込みやすいのか
  • ホスト、キャバクラで借金をしてしまう人の特徴と対策
  • 嵩んでしまった借金の解決策

 

ホストやキャバクラにのめり込んでしまうと、一日で何十万円ものお金が消えてしまいます。

ホスト、キャバクラ通いで、借金が雪だるま式に増えていった場合、一体どうしたら良いのでしょうか?どうしたら借金を断ち切れるのでしょうか?

今回は、ホストやキャバクラなどの娯楽で借金をし、返せなくなってしまった場合の解決策について解説します。

1.ホスト、キャバクラ通いで借金漬けの日々

一晩で数十万から100万以上使うこともある

ホストやキャバクラにのめり込んで、全財産を使い果たしてしまう人は少なくありません。

当初はそれほどでもなかったのに、気が付けば一晩で数十万~100万、場合によってはそれ以上使ってしまうこともあります。

ホストやキャバクラでは一般的に席料、指名料、ハウスボトルなどは定額ですが、別途入れるボトル(お酒)の値段が実に高額です。中には1本数十万~数百万のボトルなどもあり、店員の要求のままオーダーすると、あっという間にお金が飛んでいきます。

人によっては、2~3年の間に数千万円を投じてしまうこともあり、破産者は後を絶たず、近年では社会問題としてもクローズアップされています。

真面目な男性、寂しい女性は要注意

ホストやキャバクラにハマるタイプはいくつかありますが、特に真面目な男性と、寂しさを感じている女性は要注意です。

これまであまり遊んでいない男性の場合、キャバ嬢に褒められたりすると、それを真に受けてのめり込んでしまう確率が高いです。

また、常に寂しさを感じている女性も、ホストのターゲットとなるリスクがあります。心の隙間に付け込んで距離を縮めるのは、ホストの営業手段です。

しかし、誰しも最初からそのような状況になる訳ではありません。

2.ホスト・キャバクラにハマるまでの流れ

ホストやキャバクラにのめり込んで借金をしてしまうまでには、いくつかの段階があります。

(1) 最初は軽い気持ちで来店する

ホストやキャバクラへは、友人や同僚に誘われていくパターンが大半です。自分ひとりで乗り込んでいく人はあまりいません。

居酒屋に行くような感覚で、最初は軽い気持ちで足を踏み入れます。

(2) 初回は安い

ホストやキャバクラは最初から高額の請求をされる訳ではありません。特に初回料金を低く設定している店は多く、ホストなら3,000~5,000円、キャバクラは4,000円~6,000円程度の支払いで済みます。

ホストやキャバクラではハウスボトルは無料で飲めるので、キャストの指名やボトルオーダーなどがなければそれ以上お金がかかることもありません。

また、ホストクラブの場合はソフトドリンク無料にしているところもあり、一見、女の子に優しい設定となっています。

初回は、色んなキャストが代わる代わる席につき、指名を獲得できるように接客をしてきます。

(3) 何度か通うとプライベートでも会う様になる

接客の際には、ホストやキャバ嬢から電話番号入りの名刺が渡されます。そこで意気投合すれば自分の電話番号も交換することになるでしょう。

電話番号を渡すと、翌日にも相手が営業電話をかけてきます。お気に入りのキャストから電話がくれば、多少なりとも嬉しくなり、再び店に行くことになります。

そして、何度か通うと店外でも会う関係になり、同伴出勤なども依頼されます。

次第にプライベートでも会う回数が増えていき、お客の側に恋愛感情が芽生えると、指名で応援するために店に頻繁に通い始めます。ここまでくるといよいよ危険水域です。

(4) 無理な頼みも聞き始める

ホスト、キャバ嬢は客に惚れさせたところで、店の売上、自分の出世に協力させようとしてきます。その他に、色んなものを買って欲しいと頼まれることもあるでしょう。

お客の側は、好きになってしまったが最後、相手にフラれたくないがために、ホストやキャバ嬢の言いなりにお金を使います。

そうなると、普段は100円のものでも購入が妥当か検討する金銭感覚を持ち合わせているのに、ホストやキャバ嬢に頼まれると数十万を惜しげもなく使ってしまうのです。

(5) 借金をしても通う様になる

一晩で何十万~何百万もの支払をするのは、余程の資産家でなければそうそう続くものではありません。

払えない時点で通うのを止めればまだ良いのですが、相手との関係を切りたくない一心で、今度は借金をしてでも通うようになります。

その調子で支払いを続けていれば、あっという間に多重債務に陥り、支払えない場合は破産するしかありません。

3.借金してまで通いたくなる理由

このように、借金までして通ってしまうのには訳があります。

(1) ホスト・キャバ嬢はお金を使わせるプロ

ホストやキャバ嬢は人を楽しませるプロです。お客を褒めるのも、全くの嘘ではないにせよ、社交辞令ということが大半です。

それでも、お客の立場では気が付かないのだから、その態度の裏にある計算は並ではありません。

やり手のキャストにしてみれば、あの手、この手でお客を楽しませて、次も来たいと思ってもらうのはお手の物でしょう。素人では太刀打ちできるはずもありません。

(2) ホスト・キャバクラは借金の危機感を持ちにくい

ホスト・キャバクラでは一晩で何百万も飛んでいくこともあるのに、なぜか、不思議と危機感を持たない傾向にあります。

相手のことが好きになっているので、振り向いてもらいたい一心で店に通い、いつしかそれが生活の中心になり、金銭感覚もマヒしていきます。

(3) 寂しさの穴埋めをしたい

冷静に考えれば、ホストやキャバクラでちやほやされるのは「お金を払っているから」と分かるのですが、寂しさを抱えていると、それで心の穴を埋められるような気がしてしまいます。

その心理状態は、生育環境や現在の状況なども複雑に影響するので、一筋縄ではいきません。

どうしても支払えないところまで追い詰められない限り、ホスト・キャバクラ通いが続いてしまいます。

(4) 自己肯定感が低い

女性でホストに貢ぎやすいのは、自己肯定感が低いタイプです。

自分を認めてもらった経験が少ない状態で、イケメンからちやほやされると、自分がそこで初めて認められたような感覚に陥ります。

その後は、お気に入りのホストに貢ぎ、相手から感謝され、認められる…そのことが自分の生きる喜びになってしまうのです。

しかし、それはあくまでも錯覚であり、相手はあくまでも営業です。支払ができなくなった頃に関係を切られるのが関の山なのですが、その直前まで夢から覚めずにお金をつぎ込んでしまいます。

(5) 自己顕示欲

自己顕示欲が強いタイプも、ホスト、キャバクラにハマりやすい傾向にあります。

自己顕示欲が強いと、お店で「素敵」と言われることがこの上ない喜びとなります。また、イケメンのホストや綺麗なキャバ嬢を連れて街を歩いて、凄い人と思われたいという気持ちも働きます。

そうした欲望を満たすために、惜しげもなくお金を使ってしまうのです。

寂しさ、自己肯定感の低さ、自己顕示欲が重なると、依存症に陥る可能性もあるので非常に危険です。

単なる恋愛感情を超えて、こうした心理的要素があると、なかなか脱出できなくなります。

4. 借金を返せないとどうなる?


借金までしてホストやキャバクラに通うと、その後はどのような展開が待ち受けているのでしょうか?

(1) 生活がどん底になる

借金までしてホストやキャバクラにお金をつぎ込んだ場合は、返済に追われ生活費にも事欠くようになります。

(2) 多重債務に陥る

借金返済ができなくなると、返済のために新たに借金を繰り返します。

その結果、多重債務者となり、利息はみるみる増え、借金は雪だるま式に増えていきます。

(3) 精神的に落ち込む

最初は楽しかったホスト、キャバクラ通いも、借金が増えていくと次第に不安になります。

支払ができなくなると、督促が厳しくなり、精神的に落ち込むことも増えてきます。

(4) 借金払いのためにアルバイトを掛け持ち

借金が膨れ上がった場合、今の収入で返済できなければアルバイトを掛け持ちすることになります。

ホストやキャバクラのために昼夜を問わず働く生活になるのです。

(5) 女性は夜の仕事を強いられる可能性大

女性の場合は、借金をする前にホストから夜の仕事を強いられることもあります。

売上に協力するために大金を投じる必要があり、その資金捻出をするために風俗で働くのです。

はたから見ると、止めればいいのに…と思うようなことなのですが、ハマっている最中は気が付きません。自分の身を捨てても、大好きなホストの言うことを聞いてしまうのです。

5.ホスト・キャバクラの借金が返せない場合の対処法

(1) 借金を払える目途がなければ債務整理をする

もし、ホストやキャバクラ通いで借金が返せなくなった場合は、債務整理に踏み切りましょう。

債務整理とは、法律的に借金を整理する制度で、手続きによって借金を減額、または免除してもらえます。

巨額の借金を無理なアルバイトで返そうと思ったら、最終的に心身ともにボロボロになります。

それよりも債務整理するほうがはるかに現実的です。また、いち早く生活を再建することもできるでしょう。

債務整理=破産と思いがちですが、それだけではありません。債務整理には主に3つの制度があり、それぞれの内容を簡単に解説します。

  • 任意整理…借金を減額する制度。 裁判所を介さずに手続きできる。以後の利息をカットしてもらい、残りの借金を3~5年かけて返済する。
  • 個人再生…借金を大幅に減額する制度。借金は1/5程度まで減らせる。財産は手元に残せる。
  • 自己破産…借金を全額免除する制度。自宅、車など高価な財産は没収。99万円までの現金や生活必需品は手元に残せる。

自己破産には免責不可事由がありますが、ホスト・キャバクラ通いで作った借金でも自己破産は可能です。

きちんと反省をしていれば、裁判所の裁量免責により、特に1回目の自己破産であれば大抵は認可されます。

(2) 債務整理のあとにするべきこと

ホストやキャバクラで債務整理をしたら、その後は絶対に通わない、相手からの連絡にはでないことが大事です。

依存症に陥っている自覚がある場合は、家族、友人にも協力してもらい、今後、物理的に通えない様な環境に身を置くことも有効です。

実家に帰る、夜の時間は人と一緒に過ごすなど、対策を立てることをおすすめします。

また、必要であればクリニックを受診も検討してみましょう。依存症を扱っている病院を受診すると、適切なアドバイスをもらうことができます。

6.まとめ

ホスト、キャバクラ通いで借金が膨れ上がった場合、無理にアルバイトをして払うのではなく、債務整理をすることを検討しましょう。

ホストやキャバ嬢をいくら好きになっても、相手も仕事で接客をしているに過ぎないため、借金までして通っても最終的に得られるものはありません。

債務整理をすれば、ホスト、キャバクラ通いもできなくなりますが、それが再生への第一歩です。関係が切れれば借金払いで苦労することもありません。

泉総合法律事務所は、免責不許可事由に該当してしまった方々の債務整理の実績も豊富にありますので、お困りのことがあれば、どうぞ一度お越しください。
相談は何度でも無料ですので、専門家と一緒に今後の事を考えていきましょう。

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