借金返済 [公開日] [更新日]

保険の見直しで借金を返済する。債務整理は弁護士に相談を!

保険の見直しで借金を返済する。債務整理は弁護士に相談を!

借金の返済が困難となった場合、債務整理を考えると同時にやるべきことがあります。

それは、家計の見直しです。借金返済が困難になっている原因が、収入と支出のバランスが崩れていることにある場合も少なくないからです。

そのため、まずは家計を見直し、無駄な支出を抑えることにより家計の立て直しができないか検討する必要があります。

その際、加入している保険の見直しや解約も検討対象の一つとして考えられます。

そこで、今回は、借金返済や債務整理と保険の関係について解説していきたいと思います。

1.家計の見直しと保険

家計を見直すとなった場合、わりと容易にできるのが、食費を抑える(外食を減らして自炊を増やすなど)、交際費を抑える(飲み会を減らすなど)、娯楽費を抑える(旅行やお金のかかる遊びを控えるなど)といったことだと思います。

食費や交際費などを抑えることにより、浮いたお金を借金の返済に充てれば問題なく返済していけるという場合は、少し努力することにより借金返済の見通しが立てられるでしょう。

食費や交際費などの支出を抑えてもまだ返済が困難という場合は、加入している保険を見直してみるというのも一つの方法です。

加入している保険が掛け捨てタイプであっても、解約返戻金が生じるタイプ(積立タイプ)であっても、保険を解約すれば、毎月の保険料の支払いがなくなりますから、その分を借金の返済に充てることができます。

また、解約返戻金が生じるタイプであれば、解約返戻金を借金の返済に充てることも可能となります。

2.保険を解約した方がよいケースとしない方がよいケース

借金返済のために保険を解約することができるとして、どんなケースでも闇雲に保険を解約すればよいということにはなりません。

ご自身のおかれた状況をみて、解約すべきかどうかを判断することになります。

たとえば、一度解約してしまうと今後新たに保険に加入することが困難な場合や保険料が高額になってしまう場合(持病があったり、高齢であったりする場合)、保険の満期が近く満期まで保険に加入していた方がよい場合などは、保険の解約はしない方がよい、あるいは保険の解約は慎重に検討すべきと言えます。

他方で、毎月の保険料が高額で、解約して保険料分を借金の返済に充てれば借金返済の見通しが立てられる場合などは、保険の解約を積極的に検討した方がよいと言えるでしょう。

保険の解約を検討するにあたっては、解約することによってある程度借金返済の見通しが立てられるかどうかを意識する必要があります。

解約して浮いた保険料や解約返戻金を返済に充てても、借金返済の見通しが立たないようであれば、借金問題の根本的な解決にはなりません。

そのような場合は、一度弁護士にご相談されることをおすすめします。

3.債務整理と保険

家計や加入している保険の見直しだけでは、借金返済の見通しが立たないような場合には、債務整理をご検討いただくことになります。

そこで、債務整理と保険の関係についても簡単に解説したいと思います。

債務整理をご検討されている方からよくいただくご質問に、「債務整理をする場合には加入している生命保険を解約しなければならないの?」というものがあります。

こちらのご質問への回答としましては、「生命保険のタイプ(掛け捨てタイプか、解約返戻金が生じるタイプか)と選択する債務整理手続の種類によります。」ということになります。

債務整理手続には、大きく分けて、自己破産、個人再生、任意整理がありますが、まず、掛け捨てタイプの保険であれば、いずれの債務整理手続を選択しても、基本的に解約の必要はありません。

他方、解約返戻金が生じるタイプの保険の場合は、選択する手続により解約しなければならない場合も出てきます。

まず、任意整理の場合は、基本的に解約の必要はありません。ですが、自己破産の場合で、解約返戻金の額が20万円を超えるときは、裁判所から解約を求められるのが通常です(裁判所によっては、他の全ての財産とあわせて99万円以下であれば解約しないで済む場合もあります)。

個人再生の場合は、手続上解約しなければならないということにはなりませんが、解約返戻金の額によっては(高額の場合)、弁済額に影響を与え、現実問題として資金繰りのために解約をしなければならない場合も出てきます。

4.生命保険を使って借金を返済することの問題点

最後に、生命保険を使って借金を返済することの問題点につきお話ししたいと思います。

まず、上でご説明しましたとおり、加入している生命保険を解約して浮いた保険料や解約返戻金を借金の返済に充てることは何ら問題ありません。

ただ、中には、借金の返済ができないことに思い悩み、自ら命を絶ち、生命保険で借金を返済することを考えてしまう方もいらっしゃいます。

現在では、自殺を保険事故とする生命保険契約は原則禁止されていますが、かつては自殺による生命保険金受取により借金を返済するというケースがかなりありました。

ですが、自殺して借金を返すことを考える前に、取れる手段はいろいろあるはずです。借金の返済に困ったら、自分一人で解決しようと考えずに、弁護士に相談しましょう。

5.債務整理のご相談は泉総合法律事務所へ

借金返済や債務整理と保険の関係につきましてはご理解いただけましたでしょうか。

借金の返済が困難となった場合には、家計の見直しや加入している保険の見直し・解約などをご検討いただく必要がありますが、それでも借金返済の目途が立たない場合には、一度泉総合法律事務所にご相談ください。

ご相談者様に合った借金問題の解決方法を弁護士がご提案いたします。

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