借金返済 [公開日][更新日]

貧困女子が急増?!増加の背景と貧困からの脱出方法

最近、貧困状態の若い女性が急増しています。

特に独身女性は貧困に陥りやすく、その構造的な問題がメディアでも大きく取り上げられています。

一体なぜ、今の若い女性たちは貧困なのでしょうか?またその状態を解決するにはどうすれば良いのでしょうか?

1.貧困女子とは

近年注目をされている貧困女子の存在。その定義は「単身女性で給料から家賃を引いた額が80,4990円以下」であることで、当てはまれば貧困女子と考えられます。

単身女性の皆さんで、そう聞くと「自分は毎月そのくらいでやり繰りしているけど…」と思った方は多いのではないでしょうか。

それもそのはずで、現在独身女性の1/3は、年収が114万円以下です。貧困女子の水準で生活している人は決して少なくないのです。

そもそも貧困とは、年収が国民一人あたりの平均所得の半分に満たない状態を指しています。ちなみに日本人の平均年収は約420万円、女性の平均年収は270~280万円です。

独身女性の1/3を占める年収114万円以下は平均所得の半分を大きく下回る数値です。決して裕福な状態とは言えません。

2. 貧困女子に陥る理由

以前は、女性の貧困と言えば、母子家庭などが一般的でした。

もちろん、現在でもシングルマザーで奮闘している方は少なくありませんが、大卒で、フルタイムで働いても貧困という人が少なくないのです。

一体なぜなのでしょうか?

(1) アルバイト、派遣など非正規雇用で低収入

1990年代の就職氷河期以降、日本社会は非正規雇用が拡大。大学を卒業しても派遣やアルバイトで働く人が増え続けました。

非正規と正社員との格差は広がる一方で、同じ仕事でも正規と非正規では月給が1.5倍の開きがあり、手取りで10万円以上の差がでることもあります。また、非正規の場合は賞与はゼロかあっても僅かです。

新卒で正社員への道が断たれると、以後はギリギリの収入での生活を余儀なくされ、キャリアアップのための資金も捻出できず、時間だけが過ぎていきます。

(2) 奨学金の返済

現在大学生の2人に1人が奨学金を借りていると言われています。

奨学金を毎月10万円4年間借りた場合、単純計算でも卒業時点で500万円近くの借金を背負うことになります。

貧困女子の家賃を引いた毎月の手取り金額は9万円以下です。その収入の中から奨学金を仮に月に1~2万でも支払うのは大変なことです。

奨学金は滞納するとブラックリストにのります。返還猶予など各種制度の申請も年数に限りがあります。

また、返済を伸ばしたところで、いつかは全額返さなければなりません。卒業後の奨学金の返済は大きな負担であり、低収入の女性にとっては辛い出費です。

(3) 離婚

離婚は、貧困に転落する大きな要因です。

特に、専業主婦だった人は就職を見つけるのも難しく、離婚後はパートやアルバイトで生計を立てるケースが少なくありません。

シングルマザーとなった場合は、仕事と子育てを一人でしなければならず、貧困状態に陥りやすくなります。

(4) 女性はもともと消費支出が多い

女性は化粧品、美容院代、洋服代など、男性に比べて身支度を整えるだけでもお金がかかります。

こうした出費は女性にとっては必要最低限の出費であり、節約するにも限界はあります。収入が少ないからといって、そうそうカットできるものではありません。

非正規1人暮らしの場合はこうした出費も重くのしかかります。

(5) 心身の不調

現代社会はストレス社会。仕事や人間関係のトラブルが引金となり、心身に不調をきたす人は少なくありません。

就職が上手くいっても、職業生活の中で何らかのアクシデントがあって退職し、それをきっかけに貧困に転落するケースも多いのです。

(6) 身の丈に合わない浪費(買い物依存を含む)

貧困女子の中には、収入に見合わない浪費が原因で困窮している人もいます。

彼女たちはハイブランドのアイテムに流行のレストランでの食事、話題のスポットへの旅行など、およそ身の丈とは言い難い消費を繰り返します。中には年収は高いのに、借金返済が月に数十万になり、貧困状態に陥っている人もいます。

そうなると一概に年収だけの問題ではないので、問題の根は深いのです。

こうした浪費は都会型貧困に多くみられます。また、中には買物依存症に陥っている人もおり、買物の衝動を抑えられずに借金を重ねてしまいます。

3.低年収でも浪費がとまらない訳


貧困女子が増えていることの背景には様々な要素がありますが、低年収にも関わらず浪費をしてしまうのは何故でしょうか?

(1) SNSでマウンティングしたい

女性たちが身の丈に合わない消費をし続ける理由には、SNSでマウンティングしたいからという理由があると言われています。

きわめて現代的ですが、他者からの評価が気になる彼女たちは、優位性を示したいばかりに、経済状態に合わない消費を繰り返します。

自分を良く見せたい、という気持ちは誰にでもあるものですが、そのために身の丈に合わない消費をするのは、傍目には割りに合っているとは思えないでしょう。

こうした行動の背景には、自信のなさ、見栄、コンプレックス、依存などがあると言われています。

(2) 女子力UPにお金がかかる

近年登場したワード「女子力」。内容はつかみどころのない曖昧な言葉ですが、現代女性は女子力UPに余念がありません。

その内容は買い物、自己啓発、エステ、習い事などです。女子力UPの最終目標は「結婚」です。しかし、いつしか女子力UPが目的化してしまい、お金がどんどんなくなります。

その結果、資金が底をつきて結婚から遠ざかることもあるので、その場合は本末転倒です。

4.貧困女子から脱却する方法

では、貧困女子から脱却するにはどうしたら良いのでしょうか?

(1) 浪費はやめる

第一には、支出を見直して、浪費があればストップしましょう。

必要ないものは買わない、コンビニを使わない、そうしたことを実践するだけでもお財布に余裕が生まれます。

(2) 10年後の自分を思い描く

今現在、貧困状態にある人は、10年後に自分はどうなっていたいか、その姿を思い描くこともおすすめします。

今すぐ収入を増やすことは無理でも、10年後の理想を描くだけで、現状を変えようという意欲が沸き起こります。

住んでいる場所、仕事内容、ライフスタイルなど何でも良いのです。10年後は自分はこうなりたい!と思い描くことで、実現するために、今、何を変えるべきかが見えてきます。

(3) お金をかけるなら自己投資

少しでも手元に資金がある人は、貯金をするより自己投資にお金を使うことをおすすめします。

自己投資は女子力UPとは違う、見聞を広め、キャリアアップにつながる投資のことです。具体的には将来のための資格取得、スキルアップ、図書館で本や新聞を読む、先輩の経験者の話を聞く、何でも良いのです。

お金がないからと生活範囲を狭め、ひたすら節約して、誰にも会わず、自己投資もせず、家に閉じこもってばかりいたら未来はありません。

貧困から脱出するためには一歩踏み出すことが大事です。

(4) まずは貯金30万円を目指す

貧困状態から脱出するには、まずは貯金30万円を目標にお金を貯めましょう。

30万円あれば、失業しても2~3か月は乗り切れます。資格取得の費用にあてることも可能です。新しく何かするのに最低限の元手は必要です。

30万円あれば選択肢が広がり、何かあった際も自力で対処することができます。

その余裕は新たな希望や活力を生む原動力となるので、貯蓄がゼロの人はぜひ実践してみて下さい。

(5) 毎月少しずつでも投資する

貯金が30万円を超えた段階で、僅かでも貯蓄に回せるお金があれば、投資することを考えましょう。

投資に回す金額の目安は毎月の貯蓄額の半額です。女性の収入は男性に比べて低いので、働いて給料を増やすことには限界があります。

しかし、投資でお金を増やすことは可能です。それが貧困から脱出する最短距離になるかもしれません。

もちろん投資にはリスクが伴いますが、投資商品は種類が多く、それほどリスクの高くないものも沢山あります。

いたずらに不安になる前に、投資について興味を持ち、学び、少しずつトライしてみましょう。

(6) 正社員を目指す

現在、非正規、パート、アルバイトで働いている人は正社員を目指しましょう。

正社員になると社会保険に加入することもでき、福利厚生も充実しています。正社員は給料も魅力的ですが、病気で働けなくなったときに傷病手当を受けられるのでその点も安心です。

特に単身で暮らしている女性にとっては重要な点なので、その意味でも正社員を目指すことをおすすめします。

(7) 借金があれば債務整理を検討する

今現在、借金を抱えており、返済に困っている場合は、債務整理を検討しましょう。

5.債務整理とは

債務整理は借金を法律的に整理する制度で、借金を減額、または全額免除してもらうことができます。

債務整理は主に任意整理、個人再生、自己破産の3つがあり、債務整理すると決めたら、状況に応じていずれかを選択します。それぞれの特徴は以下の通りです。

  • 任意整理…借金を減額(将来利息をカット)。財産没収はなし
  • 個人再生…借金を大幅に減額(1/5程度に圧縮)。財産没収はなし
  • 自己破産…借金を全額免除する代わりに、20万円以上の資産価値のある財産は没収

この中で最も多く選択されているのは「任意整理」です。任意整理は将来の利息カットすることで借金を減額する制度です。

手続きには裁判所は関わらず、債権者との話し合いだけで完了できるので、他の人にバレることはありません。

また、自己破産のように財産を没収されることもなく、連帯保証人に迷惑をかけずに借金を整理することも可能です。

任意整理は借金の減額幅こそ少ないものの、利息がなくなるのは大きなメリットです。それだけでも随分楽になるので、借金返済が原因で困っている場合はぜひ検討してみて下さい。

6.まとめ

貧困女子は決して他人事ではなく、現代の世の中では明日は我が身なのかもしれません。

もし今貧困状態にある場合は、長い目で脱出する方法を考えていきましょう。また、もし借金でお困りの場合は、弁護士に相談することをお勧めします。

泉総合法律事務所は、債務整理の実績も豊富です。また、相談は何度でも無料で行いますので、どうぞお気軽にお越しください。借金問題は専門家と一緒に解決していきましょう。

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