エステローンで借金!返せない!家族・旦那に内緒で債務整理できる?

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エステローンで借金!返せない!家族・旦那に内緒で債務整理できる?

「綺麗になりたい」というのは女性なら誰もが抱く願いです。

美しくなる方法は色々ありますが、特に人気があるのがエステサロンです。しかし、中にはエステで高額なローンを組まされて、返済できずに困っている人もいます。

特に旦那さんに内緒でローンを組んで返せなくなった…という人は一大事でしょう。そういう女性は意外と多く、誰にも相談できず1人で悩みを抱えている方もいると思います。

今回はそんな女性たちのために、エステローンが返せなくなったらどうするべきか、詳しく説明します。

1.エステローンに悩む女性が増加

(1) 増加の理由

「今なら初回0円で永久脱毛」「たった1回でウエスト−5cm」といったキャッチコピーの広告を雑誌やネットで見れば、女性であれば誰しも興味を持つのではないでしょうか。

そんなに簡単に綺麗になれるの?!と半信半疑の気持ちがあっても、人気の芸能人が宣伝していればつい信用してしまうものです。
特に最近は初回1,000円程度でお試し体験できるサロンも多く、気軽に足を運べるようになっています。

しかし、最初は1回だけのつもりで行っても、大抵はその後にカウンセリングと称して個室で勧誘があり、そこで本格的なコースのセールスが行われます。

熟練のサロンスタッフであれば、巧妙な営業トークで若い女性に高額なコースを契約させるのはそう難しいことではありません。現金での支払いが無理ならば、その場で50万~100万円のローンを組ませます。

エステローンは「人に相談しにくい」という側面があり、誰にも相談できずに思い悩むケースは少なくありません。そもそも永久脱毛やダイエットは秘密にしておきたいことで、それでエステ通いして、さらにローンの返済で困っているとは家族にも言いにくいものです。

そうした背景もあって、近年エステローンをめぐるトラブルが後を絶たず、社会問題にもなっています。

その問題視されているエステローンとは、どのような仕組みなのでしょうか。

(2) エステローンの仕組み

エステローンは各サロンと提携しているクレジット会社と契約をして、審査に通るとローンを組むことができます。クレジットカードを使ってショッピングをするのと同じで、分割払いの場合は契約後に毎月決まった額を返済していきます。

また、信販会社を通さず、独自で自社ローンを行っているエステサロンもあります。

ローンの利息は実質年率という条件で決められています。実質年率とはローンを組んだ場合の1年後の利息がいくらかというもので、大抵12~15%の間に設定されています。

最も多いのは実質年率15%で、その場合10万円借りると1年後の利息は1万5千円の計算になります。

実質年率が低いほど返済額は低くなるので、ローン契約の際は実質年率が何%なのかよく確認する必要があります。

信販会社のローンには審査があり、20歳以上で安定収入があればローンを組むことができます。しかし、ブラックリストに載っている場合は審査には通りません。また公共料金の支払いに滞りがある場合も審査に通らない可能性があります。

ローンを組んだら以後は毎月決まった額を返済する必要があり、万が一返せなくなると、生活に深刻な影響がでてきます。

2.エステローンが返せないとどうなるか

高額なエステローンの支払いは、いつの間にか大きな負担となることがあります。しかし、ローンの支払いは如何なる事情があっても待ってはくれません。

もしローンが途中で支払えなくなった場合はどうなるのでしょうか。

(1) 督促(取り立て)がくる

ローンの支払いが滞ると最初にやってくるのは「督促=取り立て」です。督促は電話、郵便などの形で行われます。

①電話、ハガキでの督促

最初は携帯電話に連絡が入ることが多く、それで返済に応じれば問題はないのですが、督促を無視していると自宅に電話や督促ハガキがきます。会社によっては勤務先に連絡をしたり、自宅訪問をして取り立てをすることもあります。

ローン会社から取り立てがくると思わず逃げたくもなりますが、大事なことは「督促を無視しない」ことです。仮に次の約定日までに返せなかったとしても、担当者ときちんと話をして返済の見通しを伝えましょう。

会社によっては事情を話せば返済をしばらく待ってくれるところもあります。またお金の工面ができるまで、返済を利息だけにしてくれることもあります。

滞納後1~3ヶ月はこうした状況が続くので、この間にきちんとした対処をして、もし返済の目途がたたないようであれば、早めに弁護士など専門家に相談をしましょう。

②裁判所を通しての強制執行

督促にも段階があり、滞納3ヶ月目以降になるとローンを強制解約させられ、残額を一括で返済するように請求されます。ブラックリストに載るのもこのタイミングです。

それも無視していると、最終的に裁判所から「支払督促申立書」が届きます。この書類が届いたら2週間以内に異議申立の手続をしないと、ローンの残額を全額一括で返済しなくてはなりません。それに応じない場合は強制執行(財産の差し押さえ)が行われます。

(2) 財産が差し押さえられる

差し押さえは滞納した借金を債権者が回収する手段です。テレビドラマでは差し押さえのシーンで家財道具を持ち去ったりするので、思い出の品まで奪われるようなイメージもありますが、現実にはそうしたことはありません。

差し押さえの対象となる財産はごく一部で、生活必需品については差し押さえの対象になりません。差し押さえができる主な財産は以下の通りです。

①給料

給料は概ね4分の1までしか差し押さえることができません。ただし、毎月差し押さえすることは可能で、借金を返し終わるまで差し押さえを続けることができます。

②銀行預金の残高

銀行預金の残高も差し押さえの対象です。普通預金だけでなく、定期預金や当座預金も差し押さえることができます。

③自動車

自動車も差し押さえをすることができますが、生活必需品である場合は対象外です。

④動産

家や土地以外の財産も差し押さえの対象です。貴金属や骨とう品、美術品などのぜいたく品や株券などは差し押さえの対象となります。ただし、位牌や仏壇の他、冷蔵庫、洗濯機など生活必需品については差し押さえできません。

ちなみに、年金や児童手当、生活保護費などについても差し押さえはできません。実質的に差し押さえの対象となるのは、給料や預貯金の残高と考えて差支えないでしょう。

差し押さえが行われるまでの期間は一定ではありませんが、ローン滞納から3~6ヶ月後が目安です。

注意点としては、債権者が勤務先を知っている場合は、給料差し押さえの通知を会社に送ってくるので、差し押さえが勤務先にバレてしまいます。そのことが理由で会社に居づらくなることもあるので、社会生活に与える影響は甚大です。

そのため、もしエステローンが返せなければ、督促が来た段階で対処をすることが大事です。

3.エステローンが返せない場合の措置

エステローンが返せない場合の措置

エステローンが返せなくなったら、まずはローン会社の担当者に返済の目途を伝えることが大切です。しかし、支払いの目途が全く立たない場合は、借金の整理をすることをおすすめします。

借金問題を法律的に解決することを「債務整理」と言い、必要な手続をすることで督促は止まり、借金自体や毎月の返済額を減らすことができます。

債務整理には大きく分けて3つの種類があり、経済状況に応じて、自分に最も合った方法を選ぶことになります。

(1) 任意整理

任意整理は裁判所を通すことなく、債権者との話し合いで利息をカットして、毎月の返済額を見直す制度です。

実質的に借金を減額することができるので、以後の支払いは計画的に行うことができます。債務整理の中でも利用者が最も多い制度です。

(2) 個人再生

個人再生は任意整理と自己破産の中間的な位置づけにあります。借金額は大きいけれど、自己破産は免れたい人に向いている制度で、借金額にもよりますが、手続後は借金をおよそ5分の1程度まで圧縮することができます。

手続後は原則3~5年の分割払いで完済を目指します。

(3) 自己破産

自己破産は借金の支払いを全て免除してもらう制度です。自己破産の法律で定めている一定の財産(わずかな現金など)を除いて自分の財産は全て没収されます。自宅なども手放さなくてはならないので、生活に与える影響は非常に大きいです。

それぞれの制度にメリットとデメリットがありますが、いずれを選んでも手続後はブラックリストに載ることになるので、以後5~10年は新たに借入をすることができなくなります。

しかし、手続後は督促を受けることもなくなり、借金額も減り、返済も計画的に行えるようになるので、少なくとも精神衛生上のメリットは大きいです。

いずれにせよローン返済を2ヶ月以上滞納すればブラックリストに載ると言われているので、督促状が何回も来ている時点でブラックリストに載っている可能性は高いです。そうなると、任意整理をしたときとデメリットの点においてもすでに大差ない状態になっているのです。

そのため、ローンの返済ができずに督促や差し押さえの恐怖におびえているのであれば、早めに債務整理することをおすすめします。

しかし、旦那さんに内緒でローンを組んだ人は、債務整理でローンがバレる可能性もあります。それだけは何としても避けたいという人のために、旦那さんにバレずに債務整理できる方法について解説します。

4.旦那に内緒で債務整理できる?

旦那さんに内緒で債務整理したい人は、弁護士に依頼すれば家族にバレることなく手続することも可能です。

しかし、債務整理の中でも個人再生、自己破産は裁判所を通すので、集める書類も多く、家族に一切バレずに行うことは難しいと思われます。ちなみに、専業主婦については個人再生を選択することはできません。

その点、任意整理は弁護士と債権者との話し合いで行えるので、旦那さんに内緒で行うことは可能です。弁護士からの連絡も自宅に入らないようにしておけば、家族にバレる可能性は低くなります。

ただ、任意整理後は借金は減りますが、その後も返済は続くので、旦那さんに内緒で返済していけることが前提となります。

任意整理をするとブラックリストに載りますが、新たに借入ができなくなるのはあくまで本人のみです。旦那さんには何の影響もないので、その点でもバレる心配はありません。

5.債務整理方法でお悩みなら泉総合法律事務所へ

エステローンで借金なんて恥ずかしい、と思う女性も多いと思いますが、どうぞご安心ください。泉総合法律事務所の弁護士に相談すれば、その人に最も適した債務整理方法をご提案いたします。

債務整理の手続をすれば、電話や郵便物による督促も止めることができますので、精神的にも追い詰められなくなります。ローンの返済を放置していると状況はどんどん悪化します。一刻も早く問題を解決するためにも、お一人で悩まず、当事務所の弁護士にご相談いただければと思います。

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