借金返済 [公開日]2018年7月18日[更新日]2019年10月25日

脱サラ起業に失敗した後の対処法

夢にまで見た脱サラ。会社を辞めて起業したばかりのときは期待で胸が一杯でも、数年後は事業が失敗に終わる人もいらっしゃるのが現実です。

脱サラで独立後、起業に失敗したらその後どうすれば良いでしょうか?

ここでは、脱サラに失敗した場合の対処法を解説します。

1.脱サラ失敗後の対処法

脱サラに失敗した場合は、以下の4つを検討してみましょう。

(1) 事業の継続の可否を検討

起業後に商売に行き詰った場合は、このまま進むか撤退するか選択する必要があります。売上より経費の方が多く、改善の見込みがない場合、事業継続は難しいと判断せざるを得ません。

仮に継続するとしても、同じやり方をしていては早晩たたむことになります。

サービス内容、価格、宣伝広告など事業を根本的なところから見直す必要があるでしょう。

(2) 脱サラ失敗後は再就職を検討する

起業に失敗した場合は、そのまましがみつかずに再就職をするのも一案です。
以前よりは収入は落ちるかもしれませんが、成功の見込みのない事業を続けるよりは現実的です。

少なくとも就職できれば固定給は保証されるので、その後は生活を立て直すことができるでしょう。

(3) 家の売却

自宅を売却すればまとまった資金を作ることができるので、起業で借金を抱えてしまった場合は、そのお金を返済に充てることができます。

実際に自宅を売却して借金の穴埋めをする人は少なくありませんが、社会生活への影響が大きいので、家を売る前に借金を整理することも検討しましょう。

(4) 債務整理

どうしても借金を返せない場合は債務整理も考えてみましょう。

債務整理することで合法的に借金を整理することが可能です。場合によっては財産を手放さずに借金を減らすことができるので、それをきっかけに経済的に立ち直ることも可能です。

「事業失敗の穴埋めをするには家を売るしかない…」と思っている方は、その前に債務整理で自宅を残す道を探ってみましょう。

債務整理は主に任意整理、個人再生、自己破産の3つがあり、状況に応じていずれかの制度を選択します。それぞれの特徴は以下の通りです。

①任意整理

任意整理は将来利息をカットすることで借金を減額する手続です。債権者を選ぶことができるので、連帯保証人に迷惑をかけられない人にはおすすめです。
裁判所を介さずに債権者との話し合いだけで手続きできるので、場合によっては家族にも内緒で手続き可能です。

任意整理は自宅、車などの財産の処分が必須ではありません

減額後の借金は、多くの場合3~5年で返済する義務があるので、安定的な収入があることが条件となります。

利息の高いサラ金の負債が多い人にはおすすめの制度です。

②個人再生

個人再生は借金を大幅に減額できる制度で、借金を1/5から1/10まで圧縮することが可能です(債務総額や保有資産額によりどれくらい減額ができるかが変わってきます。)。
100万円以下の借金は減額されませんが、借金額が多いほど減額幅が大きくなるので、負債が大きい人にはおすすめの制度です。

ただし、利用できるのは住宅ローンを除く負債が5,000万円以下の場合に限られます。
個人再生も自宅、車など財産の処分が必須ではありません。

手続きが認可されれば、以後3~5年かけて減額後の借金を返済します。任意整理同様に安定的な収入があることが条件です。

③自己破産

自己破産は借金の支払い義務を全額免除してもらう制度で、免責が認められた後は借金を返済する義務はありません。
その代わりに、自宅や車など資産価値が20万円以上の財産は処分する必要があります。

債務者の財産は換価されたのちに債権者に配当されます。事業に失敗して今後の収入が見込めない場合は、任意整理や個人再生を利用するのは難しいので、自己破産一択となります。

 

債務整理をすると、以後、最低でも5年ほどは新たな借入ができなくなります
事業継続をする場合は、その点もよく考慮してベストの方法を選択することをおすすめします。

2.まとめ

いかがでしたか。これから起業しようとしている人はよく考えて準備万端で行いましょう。

既に脱サラで借金をして、返済が難しい場合は債務整理することをおすすめします。

泉総合法律事務所では、事業失敗による債務整理の解決事例が豊富にございますので、お困りのことがあれば一度ご相談ください。
相談は何度でも無料ですので、是非専門家である弁護士と一緒に借金問題を解決していきましょう。

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