クレジットカードの借金地獄、債務整理は弁護士相談で解決できる!

借金返済

【この記事を読んでわかる事】

  • クレジットカードでの借金が増える一方な場合の解決方法はある?
  • キャッシング、リボ払いはなぜ危険なの?
  • 借金解決は債務整理がよいと聞くが、そもそも債務整理って?

 

クレジットカードはとても便利なので「ついつい使いすぎてしまう」という方も多いでしょう。

しかし、「クレジットカードの利用分は借金と同じ」です。便利な「リボ払い」も借金です。ショッピングの立替金もありますが、結局はキャッシングと同様、返済が必要となります。

このようにして多額のクレジットカードによる負債ができてしまったら、どのように対応したらよいのでしょうか?

今回は、クレジットカードで借金をしてしまった場合の対処方法をご紹介します。

1.クレジットカードの借金は「多重債務」の入口

(1) クレジットカード債務の種類と危険性

クレジットカードは、基本的にどのような方でも簡単に作ることができます。

スーパーマーケット、コンビニエンスストア、家電量販店、ネット通販など、行く先々でポイント還元付きのクレジットカードの発行を勧誘されるので、どんどん新しいカードを作ってしまう方もいるかもしれません。

また、クレジットカードには、「ショッピング機能」と「キャッシング機能」があります。

①ショッピング機能

ショッピング機能は、商品やサービスを購入するとき、カード会社が代金を立て替え払いしてくれるサービスです。

一回払いならあまり問題にはなりませんが、分割払いやリボ払いを選択すると、支払い期間も長くなり、金額もかさんでくるので、次第に負担が重くなります。

②キャッシング機能

キャッシング機能は、もっとダイレクトにカード会社から「借金」する方法です。キャッシングをすると、簡単にATMからお金を引き出せるので、預貯金などがない人でも簡単に現金を手にすることができます。

また、キャッシングについてもショッピングと同様、分割払いやリボ払いを選択することができるので、知らず知らずのうちにキャッシング残高が驚くような金額になっていることがあります。

(2) リボ払いとは

世間では、よくクレジットカードの「リボ払い」が危険と言われることがありますが、そもそもリボ払いとはどのようものか、ご存知でしょうか?

リボ払いは、負債の金額が増えても、毎月の返済金額が一定となる支払い方法です。最低限の支払額(ミニマムペイメント)が決まっており、それさえ払っていれば債務不履行になりません。

そのため、知らず知らずのうちに借金が膨らんでしまいやすいのです。

【参考】 クレジットカードのリボ払い〜手数料・利息の罠で借金地獄!?

①具体例

リボ払いの具体例を見てみましょう。
たとえば、10万円を借りて毎月10000円ずつ支払っているとします。

そのとき、さらに10万円借り増しすると、月々の支払いは20000円になるはずです。しかしリボ払いでは、支払い額は10000円のままで、支払期間だけが延びることになります。

このようなことを繰り返していると、10万円ずつ借り増しを続けて、簡単に借金が100万円にまで増えてしまいます。それでも毎月の支払額は10000円のままです。

ところが、支払期間は8年以上になっていて「いつまで経っても借金が減らない」状態になっています。

このように、支払いが苦しくなりにくいので、意識せずにどんどん借り増ししてしまうのが、リボ払いの恐ろしいところです。

【参考】リボ払いの借金はどれくらい膨らむのか?数字を使い分かりやすく解説

②支払い総額が高額になりやすい

リボ払いの問題点は、返済中に高額な手数料や利息がかかり続けることです。

返済期間が長くなるので、総計すると、驚くほど高額な利息や手数料を支払うことになってしまいます。

それでも、利息制限法の上限利率以内なので過払い金請求はできません。

たとえば、100万円借りている場合、利息制限法の上限利率が年間15%ですから、単純計算で年15万円を余計に払わなければならないのです。

以上のように、クレジットカードは便利なようで、知らず知らずの間に借金が増えやすい性質を持っています。

複数のクレジットカードを併用したり、カードローンやサラ金にも手を出してしまったりすると、簡単に多重債務者となるので、注意が必要です。

2.クレジットカードの借金は債務整理で解決できる

それでは、クレジットカードで借金が増えすぎてしまったら、どのようにして解決すればよいのでしょうか?

ほとんどの場合「債務整理」によって解決できます。債務整理とは、借金その他の負債を整理するための法的な手続です。

クレジットカードの負債ももちろん整理できます。キャッシングだけではなく、ショッピングの負債も債務整理の対象になります。

銀行カードローンやサラ金など他の借金があっても、クレジットカードと一緒に債務整理で解決することができますし、家賃などを滞納しているケースでも整理できます。

ただし、債務整理にはいくつかの方法があるので、ケースに応じて適切な手続を選択することが重要です。

以下では、クレジットカードの借金をしている場合に有効な債務整理方法をご紹介します。

3.クレジットカードの借金を任意整理する

(1) 任意整理の基本知識

クレジットカードの返済が苦しい場合の有効な方法として「任意整理」があります。

任意整理とは、債権者(借入先)と直接話合いをすることで、借金の返済金額や支払い方法を決め直す手続です。裁判所を介さずに「任意」で話合いをするので、「任意整理」と言います。

(2) キャッシングの場合

クレジットカードの利用分にはキャッシングとショッピングがあるので、まずはキャッシングの方から見ていきましょう。

キャッシングの負債がある方が任意整理をすると、支払い利息が0円になります。

例えば、キャッシングの年利は15~18%程度となっていることが多いですが、任意整理するとこれらが0になるので、支払い総額が大きく減ります。

リボ払いの場合には、完済までに高額な利息がかかり続けるために借金が全く減らない、という状態になりがちですが、支払いを元本だけに抑えることにより、容易に完済することが可能となります。

任意整理をした場合、支払期間は3年~5年とすることが多いです。つまり、債権者と合意したときの借金の元本を36回~60回で割り算して、その金額を支払い続けたら、借金を完済できるということです。

リボ払いの借金が100万円ある場合に5年の60回払いで和解したら、毎月の支払いは17000円弱になりますので、かなり容易に支払うことができます。3年なら、毎月の支払いは3万円弱です。

この程度なら返済できるという方が多いでしょう。

(3) ショッピングの場合

ショッピング利用分がある場合でも、基本的な考え方は同じです。

ショッピングの分割払いやリボ払いの場合、毎月「手数料」を支払っていますが、任意整理すると、手数料が0円となります。元本だけを支払えば、立替金を完済したことになります。

ショッピングとキャッシングの両方の借入がある場合には、合算した金額を3年~5年で完済する必要があります。

(4) 任意整理後の注意点

①カードで購入した商品について

リボ払いで購入した高額な商品がある場合、注意が必要です。
その場合、任意整理をして約定通りに返済ができなくなったら、物品を引き上げられる可能性があるためです。

たとえばカード会社でローンを組んで車を購入している場合には、車のローンを任意整理すると、車を引き上げられる可能性が高いです。

そのような場合には、車のローンだけを外して、その他のカード借金を任意整理することをおすすめします。

そうすれば、車のローンはこれまで通り支払い続けることになるので、車を引き上げられる心配がありません。

【参考】車を残したい!債務整理をしても自家用車を残す方法はあるのか

②クレジットカードは止められる

クレジットカードを任意整理すると、そのカードの利用を止められるので、その後の利用ができなくなります。

任意整理すると契約通りに支払いをしないので、規約違反となるためです。

弁護士が介入する場合には、弁護士が受任通知を送ったタイミングでクレジットカードを利用停止にされます。

③新たにカードを作れなくなる

任意整理をすると、個人信用情報に「事故情報」が登録されるので、その後5年程度、新たにクレジットカードを作ることができなくなります。

整理の対象としたクレジットカードだけではなく、他のカード会社のカードも一切発行できません。

任意整理をすると、その後5年間は、カードを使えない生活を覚悟しなければなりません。

【参考】任意整理をした場合にもブラックリストに載ってしまうのでしょうか?

④使い続けたいクレジットカードがある場合

それでは、債務整理後も使い続けたいクレジットカードがある場合、どのようにしたらよいのでしょうか?

任意整理の場合、対象にする債権者を選ぶことができます。そこで、使い続けたいクレジットカード会社があるならば、対象にしなければ、すぐには停止されません。

しかし、この方法でもカードを使い続けることは不可能です。

カード会社は、カードの更新の際やその他の任意のタイミングで、与信照会を行っているからです。その際、カード会社が個人信用情報を参照するので、結局は事故情報によって任意整理したことを知られて、カードを止められてしまいます。

以上のように、任意整理をした場合、基本的にはクレジットカードの利用継続は諦めなければなりません。

その場合には、家族名義のカードを利用させてもらうか、デビットカードを利用するなど、別の対処方法を考えるべきです。

【参考】債務整理後でも作れるデビットカードとブラックリストの関係

4.クレジットカードの借金を個人再生・自己破産する

クレジットカードの借金を個人再生・自己破産する

クレジットカードの負債を抱えたとき、金額や状況によっては任意整理で解決できない場合があります。

たとえば、カードの負債額が増えすぎて、元本の5年払いでも到底支払いきれないケースがありますし、収入がないので支払い自体が不可能というケースもあるでしょう。

そのような場合には、個人再生や自己破産など、別の債務整理方法を検討すべきです。以下で、それぞれの手続について、ご説明します。

(1) 個人再生

①個人再生の基本知識

個人再生とは、裁判所で「再生計画」を認可してもらうことにより、住宅ローンを除くすべての負債の返済額を大幅にカットしてもらえる手続です。

任意整理でカットできるのは利息部分だけですが、個人再生なら元本まで5分の1~10分の1まで大きく削減できることがあり、負債の整理に非常に効果的です。

たとえば、500万円のクレジットカードやカードローンの負債のある人が個人再生をすると、特に財産がなければ、負債を100万円にまで減らすことができます。

個人再生すると、減額された負債の金額を、手続後3年の間に支払っていく必要がありますが、3年ではどうしても支払いが苦しい場合、5年にまで期間を延長することが認められます。

個人再生では、基本的に財産がなくなることはありません。住宅ローンを抱えている方は、「住宅資金特別条項」を利用することで、家を守ることも可能です。

【参考】個人再生で住宅資金特別条項を利用するための要件と注意点

②個人再生の注意点

ただし、個人再生には注意点もあります。

1つは、裁判所を利用するので、やや厳格な手続になることです。必要書類なども多数あるので、弁護士に依頼しないとスムーズに進まず、対応が困難となるでしょう。

また、個人再生をするときには、一定金額以上の安定した収入が必要です。

手続後に返済をしていかなければならないので、収入の低すぎる方や、定職に就いていない方などは個人再生が難しくなるケースがあります。

さらに、個人再生をするときにも、個人信用情報に事故情報が登録されるのでブラックリスト状態になります。

個人再生後のブラックリスト状態は、手続後5~10年間程度続くので、その間はローンやクレジットカードの利用ができません。

(2) 自己破産

①自己破産の基本知識

クレジットカードの負債をどうしても返済できなくなったら、最後の手段として「自己破産」を選択できます。

個人の場合の自己破産とは、裁判所で負債と財産を清算し、最終的に「免責」決定してもらうことにより、負債の支払い義務を免除してもらえる手続です。

つまり、自己破産をすると、クレジットカードの負債を含めたすべての負債の支払義務が免除されます。キャッシングもショッピングも全額が免除されますし、未払いの家賃や電話代なども免責の対象になります。

借金に限度額もないので、どれだけ多額の負債があっても、全額の支払い義務が0になり、絶大な効果があります。

一方で、自己破産をするときに一定以上の財産を持っていると、財産は失われてしまいます。

自己破産をすると、生活に最低限必要な限度を超える財産がなくなるからです。

ただ、現金であれば99万円まで所持したまま破産できますし、預貯金などの個別の財産であってもそれぞれが20万円以下であれば所持を認められる裁判所が多いです(所持できる財産の合計は概ね99万円までです)。

自己破産するときに、財産が無くなるかどうか心配な場合、弁護士がアドバイスいたしますので、お気軽にご相談ください。

【参考】自己破産の同時廃止手続における現金の上限について

②自己破産の注意点

クレジットカードで借金をしている方は、「浪費」していることが多いものです。

たとえば、カードで簡単に決済できるため、不必要に高額な商品を購入したり、物欲に負けて要らないものをたくさん買ってしまったり、収入に不相応な旅行や飲食をしたりしていることなどもあります。

このようなときには、「免責不許可事由」に該当して、免責に支障がおよぶ可能性があるため、注意が必要です。

免責不許可事由があると、たとえ破産しても、免責を受けることができないとされているためです。

ただ、実際の自己破産の運用場面においては、免責不許可事由があってもほとんどのケースで免責を受けられています。

浪費によって借金した場合、裁判所の免責審尋の際に厳しく質問をされたり反省文の提出を求められたり、場合によっては管財事件となって管財人から厳しく諭されたりすることもありますが、最終的には免責を受けて負債を0にしてもらえるので、不安に感じすぎる必要はありません(裁量免責)。

クレジットカードの浪費で免責を受けられるか不安な方には弁護士からアドバイスをいたしますので、お気軽にご相談ください。

【参考】免責不許可事由とは?該当しても裁量免責で自己破産ができる!

なお、自己破産をした場合でも、任意整理や個人再生と同様、ブラックリスト状態になるので、手続後5~10年間程度、クレジットカードを利用できなくなります

【参考】自己破産したらクレジットカードはどうなる?今知っておくべきこと

5.クレジットカードの債務整理は弁護士へ

以上のように、どのようなクレジットカードの借金であっても、債務整理をすると仕切り直しが可能です。

ただ、どの債務整理手続をするとしても、専門的な対応が必要です。

任意整理では、債権者と交渉をして有利な条件で和解する必要がありますし、個人再生や自己破産は、非常に複雑で専門的な手続なので、個人で対応すること自体が困難です。

そもそも、どの債務整理手続が自分の借金解決に効果的なのかが分からない事も多いでしょう。

債務整理をするならば、専門家である弁護士に相談するのが早道であり、もっともスムーズで確実です。

6.まとめ

クレジットカードの借金を返せないときには、各種の債務整理によって解決できるものです。

支払いがまったくできないなら自己破産すればよいですし、財産を失いたくないならケースに応じて任意整理や個人再生を利用しましょう。

確かに債務整理をすると「ブラックリスト」状態になりますが、クレジットカードを利用できない状態は、むしろ「更生のチャンス」と捉えることもできます。

クレジットカードで借金が増えすぎてお困りの方や、将来返済ができなくなるのではないかとご不安な方は、まずはお気軽に泉総合法律事務所の弁護士までご相談ください。

どの手続が最も適しているのか?という判断は慎重に行う必要があります。その点、泉総合法律事務所ではこれまでに借金問題を解決してきた実績が豊富にありますので、ご相談者様に最適な解決方法をご案内できると思います。

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