借金返済 [公開日]2018年3月12日[更新日]2020年8月13日

クレジットカードの滞納・借金地獄!返済できない場合どうする?

クレジットカードはとても便利なもので、日常的に使用している方も多いでしょう。

しかし、クレジットカードの利用分は「借金」と同じです。買い物の際にクレジットカード会社が立て替えてくれたお金を、後日返済する形となるのです。

そんなクレジットカードを使い過ぎてしまい、多額の負債を返済できなくなってしまったら、どのように対応したら良いのでしょうか?

今回は、クレジットカードで借金をしてしまった場合の対処方法をご紹介します。

1.クレジットカードで借金地獄になる危険性

クレジットカードは、基本的にどのような方でも簡単に作ることができます。
スーパーマーケット、コンビニエンスストア、家電量販店、ネット通販など、行く先々でポイント還元付きのクレジットカードの発行を勧誘されるので、どんどん新しいカードを作ってしまう方もいるかもしれません。

しかし、クレジットカードは便利なようで、知らず知らずの間に借金が増えやすい性質を持っています。

複数のクレジットカードを併用したり、カードローンやサラ金にも手を出してしまったりすると、いつの間にか多重債務者となってしまうので注意が必要です。

2.クレジットカードが返済できない場合の対処法

それでは、クレジットカードで借金が増えすぎてしまったら、どのようにして解決すればよいのでしょうか?

(1) クレジットカード会社と交渉をする

まず考えるべきは、各クレジットカードのお問い合わせセンターなどに連絡をして、支払いの猶予や分割払いの設定をお願いすることです。
カード会社によっては、返済が難しい場合に相談ができる専用窓口を設けているところもあります。

特に、滞納後数ヶ月が経過すると、負債の一括返済を求められてしまいます。ただでさえ借金を滞納しているのに、これの一括返済となっては支払えない人がほとんどでしょう。

分割払いならば払えそうだという場合、これまで支払えなかった理由や具体的な返済スケジュールを提示することで、分割払いを認めてもらえる可能性があります。

[参考記事]

クレジットカードの滞納で強制解約!?各カード会社の対処策

(2) 時効の成立を確認する

クレジットカードの借金ではあまりないケースかもしれませんが、最後の返済から長期間が経過している場合、時効が成立している可能性があります。
時効が成立している場合、「援用」を行うことでその会社への借金の返済義務がなくなります。

借金の時効について、詳しくは以下のコラムをご覧ください。

[参考記事]

借金の時効が成立するには?時効の援用ができないケース

(3) 債務整理で借金を減額・免除する

債務整理とは、借金やその他の負債を整理するための法的な手続です。

キャッシングだけではなく、ショッピングの負債も債務整理の対象になります。
また、銀行カードローンやサラ金など他の借金があっても、クレジットカードと一緒に債務整理で解決することができます。

ただし、債務整理にはいくつかの方法があるので、ケースに応じて適切な手続を選択することが重要です。

以下では、クレジットカードの借金をしている場合に有効な債務整理方法をご紹介します。

3.クレジットカードの借金解決のための債務整理とは

(1) 任意整理

クレジットカードの返済が苦しい場合の有効な方法として「任意整理」があります。

任意整理とは、債権者(借入先)と直接話合いをすることで、借金の返済金額や支払い方法を決め直す手続です。
裁判所を介さずに「任意」で話合いをするので、「任意整理」と言います。

任意整理では、将来利息を免除してもらって今ある借金を完済することを目指します。
キャッシングの年利は15~18%程度となっていることが多いですが、任意整理に成功するとこれらが0になることが多いので、支払い総額が大きく減ります。

特に「リボ払い」の場合には、完済までに高額な利息がかかり続けるために借金が全く減らない、という状態になりがちですが、今後発生する利息を免除してもらえれば、完済までの道のりが楽になります。

任意整理をした場合、支払期間は3年~5年とすることが多いです。
つまり、債権者と合意したときの借金の元本を36回~60回で割り算して、その金額を支払い続けたら、借金を完済できるということです。

しかし、負債の金額や状況によっては任意整理で解決できない場合があります。

そのような場合には、個人再生や自己破産など、別の債務整理方法を検討すべきです。

(2) 個人再生

裁判所で「再生計画」を認可してもらうことにより、すべての負債の返済額を大幅にカットしてもらえる手続です。

任意整理でカットできるのは利息部分だけですが、個人再生なら元本まで5分の1~10分の1まで大きく削減できることがあり、負債の整理に非常に効果的です。

個人再生すると、減額された負債の金額を、原則として手続後3年の間に支払っていく必要がありますが、3年ではどうしても支払いが苦しい場合、5年にまで期間を延長することが認められることがあります。

個人再生では、基本的に財産がなくなることはありません。住宅ローンを抱えている方は、「住宅資金特別条項」を利用することで家を守ることも可能です。

しかし、個人再生は裁判所を利用するので厳格な手続になります。
必要書類なども多数あるので、弁護士に依頼しないとスムーズに進まず、対応が困難となるでしょう。

また、個人再生をするときには、安定した収入が必要です。

手続後に返済をしていかなければならないので、収入の低すぎる方や、定職に就いていない方などは個人再生が難しくなるケースがあります。

(3) 自己破産

裁判所で負債と財産を清算し、最終的に「免責」決定してもらうことにより、負債の支払い義務を免除してもらえる手続です。

つまり、自己破産をすると、クレジットカードの負債を含めたすべての負債の支払義務が免除されます。キャッシングもショッピングも全額が免除されるのです(ただし、滞納している税金等、免責されない債務もあります。)。

借金に限度額もないので、どれだけ多額の負債があっても、全額の支払い義務が0になり、絶大な効果があります。

一方で、自己破産をするときに一定以上の財産を持っていると、財産は失われてしまいます。

しかし、生活に最低限必要な財産は残すことができます。
例えば、家具家財などの生活必需品の他、現金であれば99万円まで所持したまま破産できますし、預貯金や生命保険の解約返戻金などの個別の財産であってもそれぞれが20万円以下であれば所持を認められる裁判所が多いです(所持できる財産の合計は概ね99万円までです)。

【債務整理により掲載されるブラックリストについて】
債務整理をすると、個人信用情報に「事故情報」が登録されるので、その後5〜10年程度、新たにクレジットカードを作ることができなくなります。整理の対象としたクレジットカードだけではなく、他のカード会社のカードも一切発行できません。今持っているカードについても、その後の利用ができなくなります(使用していないカードでも、更新時などにカード会社が個人信用情報を参照するとカードを止められてしまいます)。
債務整理をした場合、基本的にはクレジットカードの利用継続は諦めなければなりません。
参考:信用情報機関の違い(CIC・JICC・JBA)とブラックリストに掲載される影響

4.クレジットカードの借金が返せないなら弁護士へ

以上のように、どのようなクレジットカードの借金であっても、債務整理により解決することが可能です。
ただ、どの債務整理手続をするとしても、専門的な対応が必要です。

任意整理では、債権者と交渉をして有利な条件で和解する必要がありますし、個人再生や自己破産は非常に複雑で専門的な手続なので、個人で対応すること自体が困難です。

そもそも、どの債務整理手続が自分の借金解決に効果的なのかが分からない事も多いでしょう。

債務整理をするならば、専門家である弁護士に相談するのが早道であり、もっともスムーズで確実です。

[参考記事]

クレジットカードが払えない!遅延後の流れと弁護士相談のメリット

クレジットカードで借金が増えすぎてお困りの方や、将来返済ができなくなるのではないかとご不安な方は、まずはお気軽に泉総合法律事務所の弁護士までご相談ください。

どの手続が最も適しているのか?という判断は慎重に行う必要があります。
その点、泉総合法律事務所ではこれまでに借金問題を解決してきた実績・事例が豊富にありますので、ご相談者様に最適な解決方法をご案内できるでしょう。

[解決事例]

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