借金返済 [公開日]2020年5月7日

アイフルから督促状・通知書が届いたら「差し押さえ」に要注意


借金を滞納していると、債権者から督促の電話やメールが届くなど、何かと問題が起こります。

人によっては「督促なんて無視していれば大丈夫」と高を括っている人もいるかもしれませんが、これは非常に危険です。
債権者によっては、滞納が続くと早急に法的措置を講じることもありえます。

ここでは、貸金業者の1つである「アイフル」をピックアップして、アイフルからの借金を滞納していると何が起こるのかを解説していきます。
アイフルからお金を借りている人や、既に滞納している人は必見です。

なお、返済できないと思われた時に行うべき対処法については、以下のコラムをご覧ください。

[参考記事]

アイフルからの借入が返済できない場合の債務整理

1.アイフルの特徴

アイフルは、大手の消費者金融です。過去には犬を起用したテレビCMが話題となったことがありますが、メディアでの露出も多いので、ご存じの方も多いでしょう。

近年は、銀行資本の傘下となる消費者金融が増えていますが、アイフルは銀行傘下に入っていない消費者金融であることが最大の特徴です。

アイフルから融資を受けた場合の実質金利は、年4.5%~18%です(年18%の利率は、50万円の借金の上限利率です)。

なお、返済を遅延した場合の遅延損害金は、法律が定める上限利率の年20.0%(実質年率)が適用されます。

2.アイフルからの督促の流れ

ここからはアイフルによる督促がどのように行われるのかを見ていきましょう。

(1) 電話による督促

最初の督促は電話で行われます。返済期日に支払いができないと、翌日にはアイフルから電話がかかって来るでしょう。

督促の電話は、契約時に登録した電話番号(携帯)にかかってきます。
なお、携帯への督促電話を無視すると勤務先や自宅に電話がかかって来る可能性があります。

家族や勤務先に知られないためにも、督促の電話を無視することはやめましょう。

この段階で「いつまでに支払える」と連絡できれば、約束の期日まで次の督促がくることはありません。

しかし、電話に出ない、または返済を先延ばしにしていると、次のステップに進みます。

(2) 郵便物による督促

電話への対応状況にもよりますが、滞納開始から1~2週間程度で督促状が郵便で届くようになります。
同居している家族がいる場合は、郵便物が原因で借金がバレてしまうかもしれません。

郵便物には、担当窓口への連絡先や、「この期限までに支払わないと法的措置に踏み切ります」などという文言が書かれていることが多いようです。

郵便による督促を無視し続けていると、場合によってはアイフルの担当者が自宅を訪問してくることもありえます。

【約2ヶ月の滞納でブラックリスト入り】
アイフルで滞納していると、返済日から起算して61日目にはブラックリストに入るとされています。ここで言うブラックリストとは、滞納の情報が金融機関や貸金業者で共有された状態になることです。
ブラックリストに入ると基本的にどの業者からもお金を借りることができなくなりますし、クレジットカードなども使えなくなると考えてください。
参考:ブラックリストとはそもそも何なのか?掲載されることの悪影響

(3) 一括請求

返済日から2ヶ月経過すると、アイフルから「一括請求書」「期限の利益喪失通知書」などと書かれた書類が送られてきます。

「期限の利益」とは「分割で借金を返済できる権利」のことです。
アイフルだけでなく、借金の契約(金銭消費貸借契約)には、必ず「返済を延滞したら期限の利益を失う」という条項が入っています。

とは言え、ここまで債務を延滞していた人が一括払いをするのは現実的に難しいでしょう。

また、債務を長期間滞納していると、アイフルが債権回収会社(サービサー)に債権回収業務を委託することがあります。
アイフルの関連会社である「アストライ債権回収」がその代表例ですが、債権回収会社が登場するとしたら、このタイミングからのことが多いようです。

[参考記事]

債権回収会社(サービサー)から督促!無視厳禁、突然の通知の対処法

(4) 法的措置

延滞が続けば、アイフルは裁判などの法的手段によって債権の回収を行います。

アイフルが貸金返還請求訴訟を提起すると、裁判所から「訴状」が送達されます。

訴訟を提起されたときには、「どうせ返せないから」と無視してはいけません。答弁書も出さずに口頭弁論を欠席すると、原告の主張通りの判決が言い渡されてしまうからです。
(さらに、言い渡された判決を放置しておけば、判決が確定してしまいます。)

応訴することで和解の可能性が開ける場合もありますので、アイフルから提訴されたというときには、できるだけ早く弁護士に相談されることをおすすめします。

なお、訴訟ではなく「支払督促」という方法がとられる場合もあります。支払督促の場合も裁判所から「支払督促」が送達されます。

支払督促を2週間放置すると、裁判で敗訴した場合と同じ状態になってしまいます。

支払督促に異議を述べれば、通常訴訟に移行します。支払督促が送達されたときも、できるだけ早く弁護士にご相談ください。

[参考記事]

簡易裁判所からの支払督促・訴状を受取拒否したらどうなる?

(5) 強制執行(差し押さえ)

判決や支払督促の後も支払いができなければ、強制執行を申立てられる可能性があります。

この場合の強制執行は、給与などの「差し押さえ」であることがほとんどでしょう。

3.裁判手続の後の差し押さえ

裁判や支払督促の後にやってくるのは、先述の通り「差し押さえ」です。
差し押さえにはいくつかパターンがあるので、それぞれ見ていきましょう。

(1) 給与の差し押さえ

まずは給与の差し押さえです。

給料を差し押さえるときには、裁判所から給料の支払者(勤務先)に「債権差押命令」が必ず送達されます。

債権差押命令には債権者名も記載されるので、「借金の滞納による給料の差し押さえ」であることが勤務先に知られてしまいます。

これをされると、毎月の給与から手取り額の最大4分の1(ただし、手取り額が44万円を超える場合は33万円を超える部分全額について差押え可能)が、債務者本人ではなく債権者であるアイフル側に直接支払われます。

手取り額が減ってしまうので生活が苦しくなりますし、勤務先での居心地が悪くなってしまうかもしれません。

給与の差し押さえは滞納分の完済まで継続するので、滞納額が多ければ多いほど手取り額が減る期間が長くなります。

[参考記事]

借金滞納で給与差し押さえ!解除・回避のために必ず知っておくべき事

(2) 口座の差し押さえ

口座が差し押さえられると、滞納額に相当する残高が減ってしまいます。
場合によっては残高がゼロになっていることもあるでしょう。

このとき通帳には「サシオサエ」などと記載されるため、配偶者などと通帳を共有している場合は借金がバレてしまいます。

口座の差し押さえは1回で終わりますが、まだ滞納額が残っている場合は、改めて差し押さえが行われるおそれがあります。

なお、口座が凍結されることはないので、入金は問題なくできますし、残高があれば出金も可能です。

[参考記事]

銀行口座が差し押さえられた!どうすれば良い?

(3) 不動産の差し押さえ

アイフルからの借入の滞納で不動産を差し押さえられることは多くありませんが、念の為記載します。

不動産が差し押さえられても、すぐに生活に影響はありません。
差し押さえられた家に住み続けることも可能です。

不動産の差し押さえは「競売」へのステップとして行われます。

差し押さえられた不動産は競売にかけられて、売却代金は債権者(本記事の場合はアイフル)が獲得します。

不動産の所有権は競売の落札者に移行するので、競売後は家や土地を利用できなくなります。

表面上はしばらく普通に生活できるので危機感を持たない人もいるようですが、不動産を差し押さえられたら自宅などを失うカウントダウンが始まったと考えてください。

[参考記事]

不動産の差し押さえを受けるケースとは?

4.差し押さえを回避するために

このように、差し押さえをされると財産を失うため、回避したいと思う人が大半でしょう。

何をすれば差し押さえをされず、または既にされた差し押さえを解除できるのでしょうか?

(1) アイフルに分割払いの交渉

分割払いを認めてもらえれば、その間は差し押さえをされません。

差し押さえされる前にアイフル側の窓口に連絡して、分割払いに応じてもらえないかを話し合いましょう。
現実的な分割払いのプランならば、受け入れてもらえる可能性があります。

(2) 債務整理をする

借金問題の根本的な解決には「債務整理」がお勧めです。

弁護士に依頼して借金を解決する方法ですが、主に以下の3種類の方法があります。

  • 任意整理
    アイフル側と交渉して将来の利息や遅延損害金をカットしてもらいます。そのうえで、最長5年程度かけて毎月少しずつ借金を返済していきます。
  • 自己破産
    裁判所に申し立てて借金をゼロにしてもらいます。
  • 個人再生
    裁判所に申し立てて借金を大きく減額してもらい、残った借金を3年程度かけて毎月返済していきます。

自己破産と個人再生には差し押さえを中止または解除する効力があるので、差し押さえを受けている場合には積極的に検討するといいかもしれません。

どの方法にもそれぞれ一長一短あり、弁護士への依頼が不可欠なので、どの方法を取るべきなのかは弁護士と相談して決めてください。

[参考記事]

債務整理とは何かわかりやすく解説!|意味・方法・種類・メリット

5.アイフルなどの消費者金融からの督促は弁護士へ相談を

借金を長期間返済しない場合、アイフル側は債権を回収するために様々な方法で請求をしてきます。
支払える金額であれば、アイフル側に連絡して分割払いの交渉をしてみましょう。

現実的に支払えない金額の場合は、できるだけ早く弁護士に依頼して債務整理へと移行しましょう。
適切に債務整理をすれば、苦しい借金生活から抜け出すことができます。

しかし、弁護士への相談を先延ばしにしていると、いつの間にか財産を差し押さえられるかもしれません。

早く相談すれば、それだけ多くの選択肢での解決が見込めるので、現在滞納されている方は、できるだけ早く弁護士へご連絡をいただければと思います。

相談は何度でも無料です。借金の悩みや不安についてお気軽に弁護士へご相談ください。
電話番号

受付時間: 平日9:0021:00/土日祝9:0019:00

債務整理コラム一覧に戻る