自己破産の原因とは?低所得・保証債務・ギャンブル…何が一番多い?

自己破産

自己破産の原因とは?低所得・保証債務・ギャンブル…何が一番多い?

自己破産には一体どのような原因(理由)があるのでしょうか。

今回は、意外な自己破産の原因を、年代別データも含めて解説します。

1.自己破産の原因

自己破産の原因をデータで見ますと、以下の割合です。

生活苦、低所得 60.24 %
保証債務 22.42 %
事業資金 21.37 %
病気、医療費 20.73 %
失業、転職 19.84 %
住宅購入 16.05 %
給料減少 13.47 %
生活用品の購入 11.21 %
クレカで購入 6.61 %
浪費、遊興費 5.97 %
ギャンブル 3.87 %

2.一番多い「生活苦、低所得」

自己破産の原因(理由)として、最も多いのは「生活苦、低所得」(約60%)です。

失職して給料がなくなってしまったり、失職まではしなかったものの不景気で給料が少なくなってしまったりして、日々の食費や光熱費の支払いに困り、消費者金融から借金してしまうケースです。

失業、転職(約20%)といった場合もこれとほぼ同じような理由でしょう。

最初は数万円の借金だったのが、数十万円となり、100万円を超えてくると借金で借金を返すといった自転車操業に陥ってしまうのが典型パターンです。

3.意外な落とし穴「保証債務」

保証人や連帯保証人になることで、第三者の債務を肩代わりして、返済できずに自己破産するケースも多いです(約22%)。

消費者金融は無担保・無保証がほとんどですが、奨学金や住宅ローンですと保証人も数百万円、数千万円といった保証債務を負ってしまいます。

奨学金や住宅ローンについては、この後にもう少し補足します。

4.意外と少ない「浪費、遊興費」「ギャンブル」

浪費やギャンブルが原因の自己破産をする人は意外と少ない印象です(約10%)。

遊びで使うお金が足りなくて借金するよりも、生活に困りどうしようもなく借金して自己破産する人が多いようです。

なお、浪費やギャンブルでは自己破産しても免責が認められないとされていますが、実際には裁判所や裁判官の判断で、免責が認められるケースが多いです。

【参考】ギャンブルが原因の借金でも自己破産で免除できる!裁量免責とは?

5.自己破産原因の年代別特徴

自己破産の原因(理由)については、年代別によって特徴もあります。

(1) 若年層(20代~30代)

社会人になってキャッシング機能付きのクレジットカードを作り、これをきっかけに借り入れをする人も心当たりがあるのではないでしょうか。

若年層の自己破産の原因(理由)としては、社会人になってカードを持つようなり、あまり多くはないとはいえ学生時代のアルバイトよりかははるかに多い収入を得るようになったため、趣味、飲み会、友人とのお付き合いといった出費が多くなり、生活費を圧迫してしまった、印象が見受けられます。

また学生時代に借りた奨学金の返済が生活を圧迫していることもあるようです。

(2) 中年層(40代~50代)

中年層の方は、住宅ローンであったり、お子さんの教育費だったり、親の介護であったりと何かと支出は多いはずです。

会社でも社会でもある程度の信用があるため、比較的容易に借り入れは出来るのではないでしょうか。

当初は昇給、昇進も順調で家計のやりくりも万全だったはずです。ところが、思うように昇給、昇進せず、予期せぬ減収や最悪の場合はリストラ、転職によって給料が今までの半分になってしまった、という方も少なくありません。

とは言え、こういった方に対しては「致し方なし…」といったところで、同情も得られるはずです。

なお、住宅を保持しつつ借金を何とかしたい、という場合には個人再生という方法も考えられます。

ただ、中年層の方の自己破産の原因(理由)で特徴的なのは、友人との付き合いや異性に対して見栄っ張りだったり、「何とかなるだろう」という楽天的な人や計画性がない人も多く、その結果、破綻してしまい自己破産、という人も少なくありません。

冒頭で浪費、遊興費は約6%として挙げましたが、中年層に関して言えば、その割合はもう少し高いような印象を受けます。

しかも浪費、遊興費を理由にした借金だと、仮に自己破産の手続きをとったとしても、免責不許可事由に該当してしまいますので、要注意です。

(3) シニア層(60代~)

シニア層の方の自己破産の原因は、定年退職により今までの収入がなくなってしまった、というのが一番の原因です。

クレジットカードで買い物をしても、会社員時代は安定した収入があったため、特段支払いには困らなかったはずです。

定年退職、若しくは再雇用で何とか仕事に就けたとしても給料は今までの半分といった場合に、クレジットカードの支払いができなくなってしまった、というケースです。

また住宅ローンの返済が重くのしかかってくるということもあります。

70歳の完済予定で住宅ローンを組み、定年退職後は退職金で支払う予定だったのが、思った程退職金が出なかった、というケースです。

さらに、連鎖的な破産もあります。

お子さん(若年層、場合によっては中年層)が奨学金を受けており、親御さんが保証人になっていた場合、お子さんが自己破産をしてしまうと、保証人である親御さんに請求が来ます。

そして親御さんがこれを払えないと、親御さんも自己破産をしなければならない場合もあります。

これが冒頭で挙げた自己破産の原因の保証債務(約22%)の例の1つです。

6.まとめ

以上、自己破産の原因(理由)を年代別に典型なケースを見てきました。

泉総合法律事務所では債務整理(任意整理、個人再生、自己破産)といった相談をお受けしています。

借金の原因(理由)は人それぞれ、泉総合法律事務所では多数の実績があり、これまでに年代、性別、借入理由が様々なケースを取り扱ってきています。きっと貴方にマッチした解決策があるはずです。

ご相談は無料で承っておりますので、お気軽にご相談下さい。

債務整理コラム一覧に戻る